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09月05日-01号

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  1. 岡谷市議会 1990-09-05
    09月05日-01号


    取得元: 岡谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-10
    平成 2年  9月 定例会(第5回)       平成2年第5回岡谷市議会定例会会議録(第1号)                        平成2年9月5日(水曜日)●議事日程 ▲日程第1 会議録署名議員の指名 ▲日程第2 会期の決定 ▲日程第3 市長あいさつ ▲日程第4 報告第10号 平成元年度文化会館建設事業の継続費精算報告書について ▲日程第5 議案第59号 平成元年度岡谷市一般会計歳入歳出決算認定について ▲日程第6 議案第60号 平成元年度岡谷市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第7 議案第61号 平成元年度岡谷市地域開発事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第8 議案第62号 平成元年度岡谷市公団分収造林事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第9 議案第63号 平成元年度岡谷市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第10 議案第64号 平成元年度岡谷市霊園事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第11 議案第65号 平成元年度岡谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第12 議案第66号 平成元年度岡谷市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第13 議案第67号 平成元年度岡谷市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第14 議案第68号 平成元年度岡谷市温泉事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第15 議案第69号 平成元年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算認定について ▲日程第16 議案第70号 平成元年度岡谷市市立岡谷病院事業会計の決算認定について ▲日程第17 議案第71号 平成元年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について ▲日程第18 議案第72号 平成元年度岡谷市水道事業会計の決算認定について         -----------------●本日の会議に付した案件 ▲日程第1 会議録署名議員の指名 ▲日程第2 会期の決定 ▲日程第3 市長あいさつ ▲日程第4 報告第10号 平成元年度文化会館建設事業の継続費精算報告書について ▲日程第5 議案第59号 平成元年度岡谷市一般会計歳入歳出決算認定について ▲日程第6 議案第60号 平成元年度岡谷市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第7 議案第61号 平成元年度岡谷市地域開発事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第8 議案第62号 平成元年度岡谷市公団分収造林事業特別会計歳入歳出決算の認定について ▲日程第9 議案第63号 平成元年度岡谷市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第10 議案第64号 平成元年度岡谷市霊園事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第11 議案第65号 平成元年度岡谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第12 議案第66号 平成元年度岡谷市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第13 議案第67号 平成元年度岡谷市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第14 議案第68号 平成元年度岡谷市温泉事業特別会計歳入歳出決算認定について ▲日程第15 議案第69号 平成元年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算認定について ▲日程第16 議案第70号 平成元年度岡谷市市立岡谷病院事業会計の決算認定について ▲日程第17 議案第71号 平成元年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について ▲日程第18 議案第72号 平成元年度岡谷市水道事業会計の決算認定について         -----------------●出席議員(27名)          1番  片倉久三君          3番  今井密子君          4番  大沢章則君          5番  今井友吉君          6番  柴  守君          7番  清水隨豊君          8番  田中親雄君          9番  三井正二君         10番  林 光一君         11番  田中正人君         12番  手塚邦明君         13番  花岡三郎君         14番  浜 常治君         15番  原  宏君         16番  増沢千明君         17番  林  稔君         18番  山田拓男君         19番  林 公敏君         20番  宮崎福二君         21番  宮坂清海君         22番  宮沢健治君         23番  山崎芳朗君         24番  山田一久君         25番  山田五郎君         26番  片倉万吉君         27番  小沢竜美君         28番  羽吹義雄君         -----------------●欠席議員(なし)         -----------------●会議規則による議長指名の会議録署名議員         14番  浜 常治君         27番  小沢竜美君         -----------------●地方自治法第121条の規定による説明のため出席した者         市長      林 泰章君         助役      小口利行君         収入役     林 正茂君         教育長     八幡栄一君         企画部長    笠原直行君         総務部長    武井康純君         民生部長    手塚文武君         福祉部長    武井政次郎君         兼福祉事務所長         経済部長    鮎沢茂登君         建設部長    新居 靖君         都市開発部長  横内啓吉君         水道部長    山田兼利君         消防長     加藤和夫君         監査委員    小口公男君         教育次長    両角常勇君         岡谷病院長   草間昌三君         岡谷病院事務長 中原寛毅君         塩嶺病院長   奈良田光男君         塩嶺病院事務長 長沼金作君         企画課長    堀向弘右君         秘書課長    橋爪茂雄君         庶務課長    折井弘育君         財政課長    藤森武男君         会計課長    中村敬喜君         監査委員    中村高康君         事務局長         -----------------●議会事務局職員出席者         局長      増沢政幸         次長      百瀬勝人         庶務主幹    矢ケ崎千鶴雄         議事主幹    青木孝雄         主任      小口明彦             午前9時30分 開会 ○議長(片倉久三君) おはようございます。 これより平成2年第5回岡谷市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。         ----------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(片倉久三君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、議長において14番 浜常治君、27番 小沢竜美君を指名いたします。         ----------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(片倉久三君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から9月27日までの23日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、今定例会の会期は23日間と決定いたしました。         ----------------- △日程第3 市長あいさつ ○議長(片倉久三君) 日程第3 市長よりごあいさつをお願いいたします。         〔市長 林泰章君 登壇〕 ◎市長(林泰章君) おはようございます。 平成2年第5回岡谷市議会定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位におかれましては、御多忙中のところを御出席を賜り厚くお礼を申し上げる次第であります。 今定例会に市側から提出いたしました案件は、報告案件1件、平成元年度岡谷市一般会計、特別会計、湊財産区一般会計及び企業会計の決算認定議案14件、条例議案3件、一般議案9件、補正予算5件の計32件でございます。 なお、昭和63年度までの一般会計、特別会計及び湊財産区一般会計の決算認定議案につきましては、例年11月の臨時会へ御提出申し上げ御審議をお願いをいたしてまいりましたが、庁舎の改築により庁内のOA化も進み、決算の事務処理が効率的に速やかに処理することができるようになったため、議員各位の御了解をいただき、平成元年度決算から9月定例会へ御提出申し上げ、御審議をいただたくことといたしました。この間議員各位には例年より長期にわたって御審議をいただくようになりますが、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げまして、あいさつといたします。         -----------------岡谷市議会議員定数問題委員会正副委員長互選結果報告およびあいさつ ○議長(片倉久三君) この際、去る8月13日開催されました岡谷市議会議員定数問題委員会において、正副委員長互選の結果、委員長に羽吹義雄君、副委員長に田中親雄君が選出されましたので報告いたします。 正副委員長は御一緒に登壇をお願いします。 岡谷市議会議員定数問題委員会委員長 羽吹義雄君、副委員長 田中親雄君。         〔岡谷市議会議員定数問題委員長 羽吹義雄君、          副委員長 田中親雄君 登壇〕 ◆岡谷市議会議員定数問題委員長(羽吹義雄君) 御紹介いただきましたように、皆さんのご推挙をいただきまして、議員定数問題特別委員会の委員長に選任をされました羽吹でございます。 鋭意既に5回にわたり委員会を開会しておりますが、委員会の意向としては、近くの委員会において最終結論を出す予定でもおります。よろしくお願いいたします。 ◆岡谷市議会議員定数問題副委員長(田中親雄君) 8番 田中親雄でございます。 このたび、副委員長に選出されました。大変重要な問題でございますので、委員長を補佐し、職務を全ういたしたいと思います。皆様方の御協力、御指導をお願いいたします。         ----------------- △日程第4 報告第10号 平成元年度文化会館建設事業の継続費精算報告書について ○議長(片倉久三君) 日程第4 報告第10号 平成元年度文化会館建設事業の継続費精算報告書についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 総務部長。         〔総務部長 武井康純君 登壇〕 ◎総務部長(武井康純君) 報告第10号 平成元年度岡谷市一般会計継続費精算報告書について御説明申し上げます。 裏にございますが、これは地方自治法施行令第145条第2項の規定によりまして、継続費の継続年度が終了したときは、精算報告を主要な施策の成果を説明する書類などともに議会に報告しなければならないとされておるものでございます。 文化会館建設事業は、昭和62年度から平成元年度までの3カ年計画で事業を実施し、平成元年7月末日をもって建設事業のすべてを終わり、3カ年の継続年度が終了いたしました。 事業費32億8,160万円は、昭和62年度2億5,650万円、昭和63年度22億3,690万円、平成元年度で7億8,820万円の年割額を定めたものでございますが、各年それぞれ入札差金を生じまして、精算額は、1,230万円少ない32億6,930万円になったものでございます。 なお、昭和63年度から平成元年度へは、1億5,671万円の逓次繰り越しをいたしてございます。 以上御報告を申し上げ、説明を終わらせていただきます。 ○議長(片倉久三君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。--報告第10号についてはこれをもって終結いたします。         ----------------- △日程第5 議案第59号 平成元年度岡谷市一般会計歳入歳出決算認定について △日程第6 議案第60号 平成元年度岡谷市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
    △日程第7 議案第61号 平成元年度岡谷市地域開発事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第8 議案第62号 平成元年度岡谷市公団分収造林事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第9 議案第63号 平成元年度岡谷市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第10 議案第64号 平成元年度岡谷市霊園事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第11 議案第65号 平成元年度岡谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第12 議案第66号 平成元年度岡谷市老人保健事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第13 議案第67号 平成元年度岡谷市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定について △日程第14 議案第68号 平成元年度岡谷市温泉事業特別会計歳入歳出算認定について △日程第15 議案第69号 平成元年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算認定について ○議長(片倉久三君) 日程第5 議案第59号から日程第15 議案第69号までの一般会計及び特別会計決算関係議案11件を一括議題といたします。 この際、審査の方法についてお諮りいたします。 この11議案は決算特別委員会を設置して付託し、審査いたしたいと思います。そこで、審査の都合上、最初に決算特別委員会を設置し、委員の選任を行った後、一たん休憩して委員会を開催し、正副委員長の互選を願い、再開後、説明、監査報告、質疑を行うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように進行いたします。 この際、決算議案審査のため、9人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、9人をもって構成する決算特別委員会を設置することに決しました。 ただいま設置されました決算特別委員会の選任についてお諮りいたします。 委員の選任は議長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、委員の選任は議長に一任と決しました。 議長から指名いたします。 決算特別委員会委員に、大沢章則君、清水隨豊君、田中親雄君、三井正二君、林光一君、浜常治君、宮沢健治君、山田五郎君、片倉万吉君、以上9人の諸君を指名いたします。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました諸君を決算特別委員に選任することに決しました。 この際、正副委員長の互選を願うため、暫時休憩いたします。            午前9時40分 休憩         -----------------            午前10時07分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中決算特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行いました結果、委員長に浜常治君、副委員長に大沢章則君が決定いたしましたので、御報告いたします。 この際、正副委員長にごあいさつをお願いします。 正副委員長は御一緒に登壇をお願いします。 決算特別委員会委員長 浜常治君、副委員長 大沢章則君。      〔決算特別委員会委員長 浜常治君、副委員長 大沢章則君 登壇〕 ◆決算特別委員長(浜常治君) ごあいさつをいたします。 このたびの一般会計の決算特別委員長に選任されました浜常治でございます。ちょっと体の調子もございまして御遠慮申し上げたわけでございますが、ぜひということで、一生懸命やってみます。なお、副委員長に大沢議員がついていただきましたので、ともども努力していきたいと思います。どうぞ御協力をお願いいたします。 ◆決算特別副委員長(大沢章則君) 4番 大沢でございます。 副委員長ということで御指名をいただきまして、大変大事な任務でございますので、委員長を補佐して一生懸命努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(片倉久三君) これより決算議案について提出者の説明を受けることにいたします。 まず、市長から総括説明を求めます。 市長。         〔市長 林泰章君 登壇〕 ◎市長(林泰章君) 平成元年度岡谷市一般会計、特別会計等の決算を提出し、議会の認定をいただきたくお願いを申し上げます。これらの各決算につきましては、法令の定める諸手続によって調製し、監査委員の審査を経て、その意見を付し提出いたしたものであります。 さて、平成元年度を顧みますと、国においては、人口の高齢化や国際社会における我が国の責任の増大など、今後の社会情勢の変化に財政が弾力的に対応していくため、行財政改革を強力に推進し、財政の対応力の回復を図ることが緊要な課題となっていることから、歳出の徹底した見直しと合理化に取り組み、公債発行額を可能な限り縮減されたところであります。 また、地方財政計画においても、巨額な公債残高を抱えるなど引き続き厳しい地方財政の現況にあることから、おおむね国と同一基調により、歳入面における地方債の抑制と、歳出面において徹底した節減、合理化を図りつつ、魅力的な地域づくりを推進するため、限られた財源の重点的配分と経費支出の効率化に徹し、節度ある行財政運営を行うこととされました。 このような状況の中で当市といたしましては、収支の均衡を保持しつつ、都市基盤の整備、生活環境の整備、健康福祉の増進、教育文化の振興、産業の振興、行財政の効率的な運営などを重点に、積極的な行政と効率的な予算執行をいたしてまいりました。この結果、おかげさまをもちまして、平成元年度の一般会計は、実質収支で6億2,099万2,068円の黒字をもって終了することができました。これも議員各位を初め、市民の皆さんの御協力によるものと深く感謝申し上げるところであります。 特別会計につきましては、国民健康保険事業が特別調整交付金が交付されたこと、医療費の伸びが比較的低く推移したこと、老人保健拠出金の負担減になったことなどにより、前年度に引き続き黒字決算となりましたが、地域開発事業会計につきましては収支不足を生じる結果となりました。 この地域開発事業会計につきましては、公共事業遂行のための代替地を取得、保有しておりまして、事業の推進にあわせ、できるだけ早期に所有地の処分を行い、赤字解消に努めてまいりたいと考えております。また、本年度設置しました温泉事業特別会計では、岡谷温泉の源泉取得、温泉管敷設、温泉スタンド設置などを行いました。土地区画整理事業特別会計につきましては、今井西土地区画整理事業が完成したことにより、会計を閉鎖したものであります。 平成元年度の施策、事業につきましては行政報告書に詳細に申し上げてありますので、数字等は省略させていただき、各部門別に概要を申し上げます。 文化会館建設事業につきましては、3カ年間継続事業の最終年度として7月末建設工事が完成し、11月3日には落成式を行い、すべての事業が終了いたしました。 ふるさと創生1億円事業につきましては、地域の活性化に役立ち、1億円投資による付加価値を生み出すことのできる事業を目標とし、一般市民からもアイデアの募集を行い、やまびこスケートの森整備事業に決定いたしました。 住民行政サービス面では、印鑑登録証のIDカード化を図り、窓口事務の敏速化と一層の利便効率化に努めました。 安全対策につきましては、生活のすべてに安全をの基本理念のもと、関係機関、団体とも連携し、各種の安全運動施策を実施しました。 福祉面につきましては、心身障害者等の福祉対策、高齢者の生きがい対策、援護対策等の施策に積極的に取り組みました。また急速に進む高齢化社会に向かって、福祉、保健、医療等各種サービスに努めるとともに、デイ・サービス、ショート・ステイの機能を併設した和楽荘の移転改築の実施計画にも着手しました。 衛生面におきましては、衛生自治会を初め、多くのボランティア団体の協力を得て、快適で美しい環境づくり事業を推進しました。また、医師会等の協力を得て各種検診、予防接種などを実施したほか、本年度から成人病の早期発見のため、基本健康診査方式を導入し、保健予防の充実に努めました。 清掃事業では、ごみの減量化、可燃ごみ、不燃ごみの分別収集の徹底など、市民の協力を得て実施したほか、収集業務の効率化のため、可燃ごみ1台を民間委託いたしました。 労働面では人手不足が深刻化する中で、雇用促進対策に力を注ぎ、労働関係機関とも連携を保ちながら雇用の拡大に努めました。 また、新規学卒者求人対策として、岡谷商工会議所、岡谷労務対策協議会とともに、県内外の大学、高校等の訪問や就職ガイダンス等を実施し、若年労働者の確保に努めました。 農林水産業面では、農業を取り巻く環境が大変厳しい中で、平成元年度も生産性の高い都市型農業振興施策の実施に一層努めるとともに、農道、水路の基盤整備を行いました。このほか山林資源の涵養事業等を実施し、農林水産業の近代化と森林の保護育成に努めました。 商工面では、工業振興対策において、中小企業の景況は拡大基調が続く中で、総じて好操業となり、設備投資もふえ、生産性は大幅に伸びを示したものの、反面深刻な労働力不足と、高度加工、自動化技術の有無等により収益面で大きな格差を生じるなど、厳しい状況となりました。こうした中で企業体質の強化、技術振興、受注拡大、工業用地の確保等に積極的に取り組みました。特に工業立地対策として工業用地の確保に努力し、長地御所地籍に、地権者の協力を得る中で用地の確保ができる見通しとなりました。また、中小企業対策として経営フォーラムの開催、受注対策として技術紹介キャンペーン等を実施しました。 商業振興対策につきましては、近隣市町の開発計画が打ち出されるなど、一段と都市間競争が進む中、他地域からの吸引率、地元滞留率の低下等、一段と厳しい環境となりました。このため、販売促進活動を軸として、各種のイベントの開催、商業者を対象とした講演会、学習会等を積極的に行い、商業振興に努めました。 金融面では、元年度上半期には低金利金融緩和、好景気等から制度資金利用は少なかったものの、下半期には、公定歩合が引き上げられたことにより市中金利も上昇し、積極的な設備投資を反映した制度資金利用が急増し、目標の融資あっせんができました。 また、観光面では、20回目を迎えた岡谷太鼓祭りを盛大に開催したほか、塩嶺王城観光開発事業のため観光道路概略設計を行い、早期の事業着手に向け積極的に取り組みました。 開発事業では、国道20号バイパスルートが、平成2年2月20日、長野国道工事事務所から正式に発表され、関係地区等へ説明を行いました。これに関連した周辺開発事業として、長地山の手土地区画整理事業の基本計画、事業計画案の作成を行ったほか、今井、横川地区を中心とした開発基本構想を作成し、関連事業の促進に努めました。 都心地区開発事業につきましては、事業化を目指した岡谷定住拠点緊急整備事業計画策定調査を行い、中央町地区は開発予定面積約7haで市街地再開発事業を主体とした整備、駅南地区は開発予定面積約10haで土地区画整理事業で整備の提案がされました。 また、新都市開発事業につきましては、新都市の事業成立性を高め、また研究開発機能誘致実現と関連機能強化のため、開発区域を542haとした土地利用構想の方向づけを進めました。 また、湖畔公園整備事業につきましては、整備区域の見直しについて関係者の御協力を得、平成2年2月都市計画決定を行い、一部用地買収を行いました。 このほか、大型事業として天竜川改修事業、中央東線岡谷駅以東連続立体交差化事業等の促進に向けて積極的な取り組みを行いました。 土木面では、公共下水道事業、都市計画街路事業の推進を初め、樋沢支線1号改良事業、竜上橋かけかえ事業、及び待張川、護美沢川などの河川改修の工事を実施しました。 都市施設案内標識整備事業につきましては、都市景観形成の一環として、ゆとりと潤いのあるまちづくりのため、初年度として市内21カ所に都市サインを設置しました。 また、都市空間施設の整備を図るため、横河川ラブリバー事業計画の検討を進め、専門業者に委託し、基本計画の策定を行いました。 なお、昭和60年度から始めました今井西土地区画整理事業につきましては、平成元年度最終工事を行い、さらに一連の換地業務を終了し、すべての事業が完了いたしました。 市営住宅の整備では、昭和63年度着工いたしました中村C1団地が平成元年7月竣工し、8月より使用開始したほか、市内団地の整備改修を行いました。 消防面では、防火水槽の整備、地上式消火栓の増設、消防ポンプ自動車の購入等施設整備を図るとともに、各事業所、各地区に結成された防火クラブなど、自主防災組織の強化と防火思想の普及に努めました。 教育面では、豊かな心を育てる施策として市民総参加体制を一層確立し、学校、家庭、関係機関、諸団体との連携を深め、各種の事業を推進しました。 学校教育関係では、南部中学校校舎改築工事については前年度からの継続事業でありましたが、第2期工事分として管理、普通、特別教室等が竣工いたしました。また、教材備品、視聴覚機器、コンピューターの整備を図ったほか、人間性豊かな児童生徒の育成を基本に、1人1人に行き届いた学習指導や生徒指導に努め、地域の特性を生かした特色ある学校づくりの推進に努めました。 社会教育関係では、生涯学習推進事業及び次代を担う青少年の健全育成のため、諸事業の実施及び文化財保護に努めたほか、カノラホールを拠点とした芸術文化の振興、高揚に努めました。 なお、梨久保遺跡の保存のための土地買収は、本年度をもって終了いたしました。 体育面では、市民の健康、体力づくりに対する関心が高まっている状況を踏まえ、屋内水泳プール、長地小学校校庭照明工事、市営球場の改築改修工事等を実施したほか、体育団体との連携を密にし、各種スポーツ教室及びスポーツ大会を開催し、市民1スポーツの実現に努め、さらに当市を発祥の地とするエースドッチボールの普及を図りました。 また、県営スケートセンターにつきましては、鳥居平やまびこ公園東側一帯を候補地に決定し、誘致に努めたものであります。 以上申し上げましたほか、行財政の効率的な運営に努め、市民サービスの向上を図るため、一層行政事務のOA化、民間委託など事務合理化の推進を図りました。前段申し上げましたが、一般会計におきましては黒字決算で終了できましたものの、現在論議されております税制改正等による地方税収の動向を初め、社会情勢の変化に伴う経済変動によっては、今後の地方財政運営に大きな影響を与え、一段と厳しさを増すことが予測されますので、これらの状況に十分意を配して財政運営に当たってまいる所存であります。 私から説明は以上をもって終わりますが、これら決算につきましてよろしく御審議を賜り、認定いただけますようお願いを申し上げる次第であります。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 次に、収入役から決算全部についての説明を求めます。 収入役。         〔収入役 林正茂君 登壇〕 ◎収入役(林正茂君) 平成元年度岡谷市一般会計、特別会計歳入歳出決算につきまして御説明を申し上げます。 最初に御配付をいたしました書類につきましては、御認定をいただきたい一般会計、特別会計歳入歳出決算書、そのほかに決算附属書類、決算概要説明、決算資料でございます。 最初に決算書をごらんをいただきたいと思います。表紙を1枚めくっていただきます。ここに目次が出ております。平成元年度岡谷市一般会計、特別会計歳入歳出決算目次であります。御認定をいただきたい決算につきましては、議案第59号 平成元年度岡谷市一般会計歳入歳出決算書並びに特別会計としまして、議案第60号 平成元年度岡谷市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算書から、一番最後の議案第69号 平成元年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算書までの11会計であります。 それでは、一般会計から申し上げます。説明につきましては決算附属書類で申し上げますので、よろしくお願いをいたします。議案第59号 平成元年度岡谷市一般会計歳入歳出決算でございます。1ページをごらんをいただきますと、一覧表でございます。最初に総括から申し上げます。 歳入につきましては、第1款の市税から17款の市債まで、歳入合計の欄をごらんをいただきたいと思いますが、予算額が162億992万5,000円でございます。継続費及び繰越事業費繰越財源充当額でありますが、これが1億5,671万円でありまして、文化会館の継続費の繰り越しであります。予算現額が163億6,663万5,000円に対しまして、収入済額が165億2,560万3,931円であります。予算現額に対しまして収入率でありますけれども、100.97%であります。収入済額につきましては前年と比べますと、7億723万7,322円の増になっております。4.5%の伸びであります。前年比に増減をします主なものにつきましては、増の関係では、市税で2億8,300万円、交付税で7億2,200万円、減の関係につきましては、市債の収入でありますが、8億8,800万円ほど減になっておりますが、これは文化会館の関係でございます。次に、予算現額に比較しましての増減でありますが、増で1億5,896万8,931円であります。 おめくりをいただきたいと思います。歳出の関係でありますが、同様に1款の議会費から14款の予備費まで歳出合計でありますが、予算額が162億992万5,000円です。それから継続費及び繰越事業費繰越額が1億5,671万円であります。これは文化会館の関係であります。予算現額につきましては、163億6,663万5,000円、支出済額が158億6,691万3,863円であります。この執行率につきましては96.95%であります。支出済額を前年度と比較しますと、7億3,800万円ほど増になっております。翌年度の繰越額でありますが、3,769万8,000円でありまして、老人ホームの実施設計等の繰越明許費であります。不用額が4億6,202万3,137円であります。 以上で歳入歳出の総括を終わらせていただきます。 次に、3ページをごらんをいただきますと、事項別明細書であります。最初に歳入でございます。1款の市税、予算現額で70億1,000万円であります。調定額が73億514万7,563円でありますが、これに対しまして収入済額が71億161万3,067円です。不納欠損処分額が383万5,586円、収入未済額で1億9,969万8,910円であります。 市税全体の総括について申し上げますと、概要説明の1ページにも記載をしてございますけれども、予算額に比しまして収入額につきましては、9,161万3,067円の増になっております。それから収納率でございますが、現年度分で99%、それから滞納分で38.5%、全体では97.21%です。前年が96.85%ですから、差し引き0.36%本年もアップをしているわけでございます。収入済額を前年度と比較しますと、2億8,290万1,000円の増、4.2%の伸びになっております。不納欠損処分については139件分であります。収入未済額、要するに滞納額でございますが、前年度と比べてみますと、前年度が2億1,450万円ですから、本年度は1,480万円ほど減でございます。 税の総額につきましては毎年増額をしておりますけれども、税務課も一生懸命努力をしておりますが、納税者の御理解をいただきまして、滞納額が昭和62年度より63年度、63年度より平成元年度と減額をされておりますことにつきまして、感謝をいたしておる次第であります。 それでは、この市税の内訳を申し上げます。1項の市民税の欄をごらんをいただきたいと思います。調定額で42億996万4,044円でございます。このうち収入がされたものが40億9,745万2,112円であります。市民税につきましては、個人市民税、法人市民税、合わせまして税収全体の57.7%に当たります。収納率につきましては97.33%であります。税額では前年度より3億3,100万円ほど増、8.8%の伸びであります。増額の内訳につきましては、個人で2億2,700万円、法人で1億400万円となっております。 次に、2項の固定資産税をごらんをいただきたいと思います。調定額で24億1,699万1,419円であります。このうち収入がされたものが23億3,854万3,284円であります。固定資産税につきましては、市税全体の32.9%に当たりまして、前年に比べますと6.6%の伸び、1億4,900万円の増となっております。収納率につきましては96.75%であります。 以上の市民税と固定資産税の2税で、全体の90.6%に当たるわけでございます。以下の税目につきましてはごらんをいただきたいと思います。 1枚おめくりをいただきますと、下段の方に2款の地方譲与税がございます。同様に収入済額の欄をごらんをいただきたいと思いますが、3億6,213万8,000円であります。前年度が1億2,500万円ですから、前年比では189%の伸び、金額では2億3,700万円の増となっておりますが、増の主なるものにつきましては、3項の消費譲与税が平成元年度から新設をされたものでございます。一番下段に3項の消費譲与税がございます。収入済額の欄をごらんをいただきますと、2億2,333万6,000円でございまして、消費譲与税法による税収であります。 次のページをごらんをいただきたいと思います。上段の方に3款の利子割交付金があります。これが収入済額が1億4,787万6,000円でありまして、これも前年に比較しますと137%の伸びでございまして、金額では8,500万円の増であります。昭和63年度創設をされまして、平成元年度で2年目に当たる交付金であります。 それから、中段からちょっと下に6款の地方交付税がございます。収入済額が30億5,822万4,000円であります。この内訳を申し上げますと、普通交付税が23億4,968万7,000円でございます。特別交付税は7億853万7,000円です。これを前年度に比較しますと30.9%の伸び、金額では7億2,200万円の増でございます。 それでは、飛びまして8ページをごらんをいただきたいと思います。中段に1項8目でございますが、教育使用料がございます。一番下でございますが、12節の文化会館使用料があります。収入済額が1,030万8,660円でありますが、会館の初年度でございまして、11月3日以降の使用料であります。 それから10ページをごらんをいただきたいと思います。上段の方に10款国庫支出金があります。収入済額の欄をごらんをいただきますと、8億7,641万299円であります。これは前年に比較しますと、5,900万円ほどの増で7%の伸びであります。国庫の負担金、補助金の関係でございます。この中に1項1目の民生費国庫負担金中、概算交付がございまして、翌年度の精算分につきましては、交付額が不足されているものが82万1,175円ございますし、それから超過交付のものが132万2,022円ございます。そのほかの関係につきましては、特に申し上げるものはございません。 それでは12ページをごらんをいただきたいと思います。下段の方に11款県支出金があります。これが収入済額が2億7,642万1,916円でございます。例年とほぼ同様のもので、特に説明を申し上げるものはございません。 それから、次に16ページをごらんをいただきたいと思います。中段からちょっと上に12款の財産収入があります。収入済額が1億6,176万4,972円でありまして、財産の運用収入及び財産の処分収入であります。この3つばかり下に2目の利子及び配当金がございますが、これが1億179万6,169円であります。基金の利子の配当金などの収入でございまして、前年比3,472万円ほどの増でございます。それからその下に2目の財産売払収入がございます。これが2,419万6,825円でありますが、財産の処分収入でございまして、これは前年よりも約6,000万円程度減でございます。 それから、13款の寄附金でありますが、収入済額が2,903万4,065円であります。基金に対します指定寄附金75件分であります。 次に17ページで一番上に14款の繰入金があります。収入済額が6億671万1,534円でありまして、これは基金及び特別会計から一般会計に繰り入れをした額でございます。その下に1項の基金繰入金がございます。5億7,559万6,728円でありますが、1目の財政調整基金から5目の市営住宅整備基金の4基金の取り崩し総額でありまして、それぞれの目的に充当をいたしたものでございます。前年に比べますと、1億5,900万円ほどこの取り崩しは増となっております。 それから、同ページの一番下の15款の繰越金であります。これが6億8,964万9,139円でありますが、昭和63年度の繰越金でありまして、逓次繰り越し3,961万円を含んだ額が載っております。 次に、おめくりをいただきますと上段の方に16款の諸収入があります。これが9億9,601万314円でありますが、この2項1目に市預金利子がございます。3,159万2,443円でありますが、歳計現金等の利子収入であります。それからその下に3項2目に労働金庫預託金元利収入がございます。この金額が1億215万9,287円でありますが、労金の預託1億円に対します元金と利子の収入であります。それからその下に3目の中小企業振興資金等預託金元利収入がございます。これが6億1,313万4,539円でありますが、この関係につきましては預託金で6億69万円をいたしまして、これに対します元金及び利子の収入であります。 それから、おめくりをいただきまして、20ページ中段から下に17款の市債がございます。収入済額が12億6,910万6,000円であります。市債の内容につきましては、以下記載のとおりでありますけれども、前年度は21億5,756万円でありますので、本年度につきましては8億8,800万円ほど市債は減となっておるわけでございます。減の主なるものにつきましては、文化会館の関係で7億9,700万円ほど減となっております。なお、平成元年度末の市債の残高につきしては、償還をしたもの、借り入れをしたもの、差引で156億240万4,910円でございまして、前年度に比べますと7億700万円ほどの増となっております。 次に、21ページをごらんをいただきたいと思いますが、一番下の欄、歳入合計を申し上げます。予算現額で163億6,663万5,000円、それから調定額167億4,379万3,919円に対しまして、収入済額が165億2,560万3,931円でございます。収入率につきましては98.7%でございます。不納欠損処分が384万7,406円、収入未済額で2億1,434万2,582円でございます。 以上で歳入を終わらせていただきます。 次のページごらんをいただきますと、歳出でございます。第1款の議会費につきましては別段申し上げるものがございません。 それから、2款の総務費でありますけれども、支出済額が44億5,386万693円であります。この執行率につきましては99%になっております。 次のページの中段に2目の庁舎管理費がございます。支出済額が4,790万9,997円でありますが、庁舎の管理費でございまして、前年度よりも12%ほど節減がされております。 おめくりをいただきまして、24ページ一番下の欄に7目の企画広報費がございます。次のページに19節の負担金補助及び交付金で支出額が6,336万7,404円ございますが、この中に東京理科諏訪短大の負担金5,059万9,360円が入っております。 それから、同ページの一番下に9目に財産管理費があります。支出済額が13億2,252万6,370円でございますが、おめくりをいただきますと、25節積立金が最も大きなものでございまして、13億1,536万1,234円ございます。財政調整基金ほか11基金への積立金でありまして、年度内に創設された基金については水田農業確立特別基金、それから廃止をした基金については文化会館建設基金でございます。年度末の各基金の現在高につきましては、附属書類の102ページに記入をいたしてございますのでごらんをいただきたいと思います。この年度内に取り崩しをしたもの、積み立てをいたしたものがあるわけでございますが、この差引7億3,976万4,506円が本年度増となっている基金であります。 それから、おめくりをいただきまして29ページ、一番上に19目の文化会館建設費がございます。支出済額が12億2,724万6,511円でありますが、文化会館建設の最終年度に当たる経費でございまして、工事請負費、備品購入費等が主なるものでございます。 次に、34ページをごらんいただきたいと思います。中段から下に3款の民生費であります。支出済額が20億7,179万9,328円でございまして、繰越明許費が3,769万8,000円ございます。執行率につきましては97.1%でございまして、支出額は前年度に比較しますと8,700万円ほど増、4.4%の伸びでございます。繰越明許につきましては後ほど申し上げます。 その下に1目の社会福祉総務費がございます。次のページに28節の繰出金、支出額が2,771万8,000円ありますが、国保特別会計への繰出金でございます。 同ページの一番下段に3目の老人福祉費がございます。おめくりをいただきますと、この目の20節扶助費で2億2,200万6,582円の支出でございますが、老人ホーム等に入所の措置費2億1,555万円が主なる経費でございます。それからその下に28節の繰出金がございます。1億3,269万6,880円でありますが、岡谷市老人保健事業特別会計への繰出金でございます。 それから次のページ37ページの6目に、養護老人ホーム費がございます。支出済額が1億2,170万9,674円で、執行率については98%であります。和楽荘の運営に要しました経費で、年平均69.9人の入所でございます。経費につきましては前年に比べますと687万円ほどの増、6%の伸びでございますが、節の内容につきましては別段申し上げるものはございません。 それからおめくりをいただきまして39ページ、ここに10目の養護老人ホーム建設費がございます。支出済額が691万187円でございまして、繰越明許で3,769万8,000円ございます。平成2年度、平成3年度の継続により建設をする養護老人ホームの敷地の地質調査実施設計等の経費が主なるものでございます。13節の委託料のうち3,769万8,000円につきましては、実施設計等の委託料で繰越明許をするものであります。 次に、その下に2項の児童福祉費がございます。支出済額が9億3,920万5,652円でありますが、児童福祉関係経費でございまして、執行率については97.5%であります。 おめくりをいただきますと、2目に児童措置費がございます。7,168万60円の支出でございます。執行率では86.7%でございまして、私立保育園の措置児童の委託料と児童手当法による児童手当でございます。残の主なるものにつきましては、対象児童が見込みより下回ったものであります。 次に3目の保育所費でございます。支出済額が8億2,295万1,795円で、執行率につきましては98.8%であります。市立の17保育園の保育のための運営経費でありまして、月平均1,584人の児童数の経費でございます。内容につきましては特に申し上げるものはござんません。 それから次のページ41ページでありますが、中段に3項の生活保護費があります。支出済額が1億7,601万8,150円でありまして、執行率については99.8%であります。前年に比べますと支出済額が3,700万円ほど増となっておるわけでございますが、この主なるものにつきましては2目の扶助費の経費でございまして、各扶助費の単価増のほかに保護率が本年は若干上がっておりまして、昨年の1,000人当たり平均1.73人が2.15人に増加をいたしているものでございます。 次に、1枚おめくりをいただきまして、中段に4款の衛生費があります。支出済額が11億1,694万5,253円であります。執行率は98.3%です。前年よりも2億5,500万円ほど支出増となっておりますが、増の主なるものについては清掃費関係と病院支出関係などでございます。 おめくりをいただきますと、45ページ中段に2項の清掃費がございます。支出済額が4億4,102万4,511円でありまして、前年比40.7%の増であります。この内容につきましてはおめくりをいただきますと、46ページ2目の塵芥処理費で1億1,169万8,684円でありますが、前年に比べますと23.7%の伸びであります。13節の委託料で5,167万6,122円につきましては、ごみ収集6台分の委託料であります。そのほかに工場管理委託料が入っております。それから3目のし尿処理費、支出済額で1億8,634万2,096円でありますが、これが前年に比べますと1億2,000万円ほどの増でございます。湖北衛生施設組合の負担金が主なるものでございますが、現行施設につきつましては老朽化が進んでいることから、現在地に平成元年度及び2年度で全面改築をするための負担金が増となっております。 その下に3項の病院費がございますが、支出済額が4億5,422万6,385円であります。前年に比べますと9,100万円ほど伸びておりますが、両病院に対します運営費の補助、それから職員の退職金の精算分でございまして、病院別では岡谷病院が1億8,422万6,385円、塩嶺病院が2億7,000万円の支出でございます。 次のページ47ページをごらんをいただきたいと思います。5款の労働費で1億4,878万1,688円の支出でございますが、本年度につきましては、失業対策関係経費については終息をいたしておりますので、この関係の項については削除をいたしております。2項の労働諸費、1目の労政費の21節貸付金の欄をごらんをいただきたいと思いますが、ここに1億円の支出になっております。これが労働金庫岡谷支店への預託でございます。 次のページをおめくりをいただきたいと思います。48ページ、下段に6款の農林水産業費1億8,368万3,936円の支出でございますが、執行率につきましては97.8%であります。執行額については前年よりも9%ほど伸びております。内容につきましては特に申し上げるものはございません。 52ページをごらんをいただきたいと思います。7款の商工費であります。支出済額が9億2,245万1,013円でありまして、執行率につきましては86.7%です。執行額につきましては前年度よりも3.6%の伸びでございます。残の主なるものにつきましては、貸付金及び振興条例の補助金などの実績によるものでございます。 次に2目の商工業振興費で6,691万5,294円の支出でございますが、これは執行額は前年度よりも8%ほど伸びております。19節の負担金補助及び交付金5,421万800円でございますが、支出の主なるものにつきましては、商工業振興条例による補助金13件、商業活性化事業等補助金でございます。 それから次のページの一番上段に3目の中小企業金融費がございます。支出済額が6億2,421万5,211円でありまして、これは前年に比べますと3.1%の伸びでございます。この主なるものについては21節の貸付金6億69万円であります。県市制度資金あっせんのための金融機関への預託金でございまして、預託につきましては前年より2.3%ほど伸びております。残が出ておりますけれども、資金需用が下半期に集中をしたことによるものであります。 それから、次のページをごらんをいただきたいと思います。54ページ、7目の観光費であります。1億3,533万2,927円でありますが、この主なる支出につきましては、13節の委託料の9,055万6,853円がありますが、鳥居平やまびこ公園、高架下公園の管理委託料、塩嶺王城観光連絡道路調査委託料等が主なるものでございます。 次に55ページをごらんをいただきたいと思います。8款に土木費があります。支出済額が26億2,599万5,853円でありまして、前年に比べますと1億1,500万円ほど伸びております。執行率につきましては97.6%でございます。 支出の主なるものにつきましては、おめくりをいただきますと、56ページ中段より下に2目の道路維持費があります。1億1,941万7,997円でありますが、この13節に委託料が187万4,600円あります。27路線、延長140キロの道路の清掃の委託料であります。15節の工事請負費9,084万9,100円でありますけれども、道路、側溝等の維持工事、舗装、補修工事などで、工事箇所につきましては行政報告書の262ページに載せてございますので、ごらんをいただきたいと思います。 それから一番下に3目の道路新設改良費があります。支出済額が4億4,381万1,750円でありますが、これは前年に比べますと9.7%の伸びでございまして、道水路、側溝等の新設改良に要しました経費でございます。この15節に工事請負費で3億2,003万4,500円がありますが、道水路等85カ所の工事費でございます。17節の公有財産購入費7,882万1,116円につきましては、新設改良に伴う用地の購入でございます。なお、工事箇所等につきましては、行政報告書の256ページを御参照をいただきたいと思います。 次に、おめくりをいただきまして、中段に4項の都市計画費がございます。支出済額が15億7,469万5,371円でありまして、執行率は97.6%でございます。その下に1目の都市計画総務費があります。13節の委託料で4,706万700円の支出でございますが、これは都市施設案内標識整備の第1年次の委託料であります。19節の負担金補助及び交付金で2,270万6,150円がありますが、下諏訪・辰野線ほかの都市計画街路事業、県単街路事業に対する市の負担分でございます。残につきましては工事費の関係によるものであります。 次のページ59ページで、一番上に2目の街路事業費がございます。4億1,047万791円の支出であります。執行率につきましては98.2%であります。都市計画街路事業に要するところの経費が主なるものであります。15節の工事請負費では9,361万8,800円の出でございまして、東堀線、中道町線等の道路築造及び関係工事費でございます。17節の公有財産購入費で1億5,121万7,580円でありますが、都市計画街路の用地買収費で5路線関係でございます。 それから次に、一番下に4目の区画整理事業費がございます。これが9,644万8,765円でありますが、事業の内容につきましては、今井西、長地山の手区画整理事業の経費が主なるものでございます。13節の委託料で1,232万7,000円の支出でございますが、長地山の手地区の地質調査基本計画事業の計画策定等の委託料でございます。28節の繰出金7,219万1,348円につきましては、土地区画整理事業特別会計への繰出金であります。 次に、5目の下水道費で7億9,447万1,000円の支出でありますが、下水道事業特別会計への繰出金であります。 その下に6目の公園費があります。4,750万573円の支出でございます。執行率につきましては92.2%でございます。内容につきましては都市計画公園岡谷湖畔公園整備事業推進に要しました経費が主なるものでございますが、支出の主なるものについては一番下の17節公有財産購入費でございます。3,955万6,950円でございます。 次のページをごらんをいただきたいと思います。7目に都心地区開発事業費があります。2,526万5,928円の支出でございますが、都心地区の開発整備事業推進に要しました経費でございます。このうち13節の委託料で1,503万8,000円の出でございますが、岡谷定住拠点緊急整備事業計画策定調査の委託料でございます。 その下に8目のバイパス関連事業費があります。支出が2,723万777円でございますけれども、国道20号バイパス察知ルート発表及び周辺開発整備事業調査の経費でありまして、今井横川地区開発整備事業調査約110haの関係経費が主なるものでございます。 それからおめくりをいただきたいと思います。一番上に5項の住宅費がございます。支出が1億8,105万2,799円でありまして、これは前年度よりも5,094万円ほど減となっておるわけでございます。その下に1目の住宅管理費がございます。7,653万9,850円がありますけれども、市営住宅の維持管理に要しました経費でございます。15節の工事請負費につきましては、平成元年度は前年に引き続きまして上の原団地外壁改修工事、中村C団地外構工事の施工をいたしたものであります。 次のページ63ページをごらんをいただきたいと思います。3目の住宅建設費でございまして、8,408万4,638円の出でありますけれども、2年間の継続で中村C団地建てかえ事業、4階建て1棟、20戸が完成をいたしたわけでありますが、この建設にかかわる工事請負費、需用費等でございます。 ○議長(片倉久三君) 説明の途中でありますが、ここで暫時休憩をいたしまして、9款消防費から再開後説明を受けたいと思います。 暫時休憩いたします。            午前11時13分 休憩         -----------------            午前11時26分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前に引き続きまして説明を求めます。 収入役。         〔収入役 林正茂君 登壇〕 ◎収入役(林正茂君) それでは63ページ、第9款の消防費であります。支出済額が3億6,787万5,601円であります。執行率が98.7%であります。前年度に比べますと執行額では2%の伸びであります。 おめくりをいただきますと、64ページ中段に2目の非常備消防費がございます。5,456万8,017円の支出でありますが、消防団運営等の関係経費でございまして、団員につきましては実数で523人でございます。この関係の報酬、分団の運営費などが主なる経費であります。 それから、次に65ページであります。3目の消防施設費3,632万7,264円の支出でございまして、15節の工事請負費につきましては、防火水槽並びに消火栓などの新設等の工事費でございます。18節の備品につきましては、消防ポンプ1台、小型動力ポンプ1台の購入でありまして、第7分団、第9分団に配備をいたしたものであります。 次に10款の教育費であります。21億1,702万9,999円の支出でございます。執行率につきましては97.8%であります。執行額につきましては、前年度比1億3,500万円ほど伸びております。 おめくりをいただきまして、67ページ上段に2項の小学校費があります。支出が5億345万8,023円であります。執行率が96.9%であります。執行額につきましては、前年に比べますと6,400万円ほど伸びております。残が出ておりますけれども、燃料費など需用費が主なるものであります。このうち15節の工事請負費で7,029万2,200円の出でありますが、この中で水泳プールのかさ上げ工事を湊小学校と上の原小学校の2校を実施いたしました。これをもって小学校8校全部完了をいたしております。 次に一番下の3項の中学校費、6億8,780万1,265円の出でございまして、執行率につきましては97.8%であります。前年度比1億4,400万円ほどの減でございますが、この減の関係につきましては学校の建設関係の増減によるものであります。 おめくりをいただきまして、68ページの一番下の3目の学校建設費でございます。支出済額が4億4,201万8,808円でありますが、南部中学校、西部中学校の建設関係の経費でございます。次のページに13節の委託料487万2,500円の支出でありますが、西部中学校の大規模改修事業実施設計の委託料と南部中学校の改築工事の監理業務の委託料であります。15節の工事請負費で4億1,316万円につきましては、南部中学校の管理、普通、特別教室棟の工事費で、2カ年の継続事業であります。平成元年度に竣工をいたしております。 それから、その下に4項の社会教育費が5億6,020万856円の出でございますけれども、執行率で94.9%、前年度に比べますと1億6,700万円ほど増になっております。 72ページをごらんいただきたいと思います。7目に文化財保護費がございます。1億7,913万5,805円の出でございますが、遺跡の発掘調査及び遺跡の土地の購入などの経費でございまして、前年よりも3,000万円ほど増になっております。次のページの17節の公有財産購入費で、1億5,278万7,000円の出でございますが、梨久保遺跡の最終年度の土地の購入費でございます。昭和61年度から4年計画によりまして土地の購入をいたし、平成元年度で完了をいたしました。本年度につきましては2,769㎡の購入でございまして、合計では実測で1万1,484㎡、土地の購入費では5億6,721万5,000円でございます。 それから次に、75ページをお開きをいただきますと、一番上に12目の文化会館費がございます。支出が1億1,590万6,356円でありまして、執行率が73.1%でございます。この目につきましては平成元年度から新設をいたした目でございますが、管理につきましては岡谷市振興公社に委託をいたしております。委託費につきましては初年度は精算方式をとらせていただきました。不用額が出ておりますけれども、実績が未知数でもあったこと、それからまた公社も効率的な運用をいただいたことなどが主なる理由でございます。事業内容につきましては、行政報告書の361ページを御参照をいただきたいと思っております。このうち13節の委託料につきましては、9,139万5,993円でございますが、公社への委託料でございます。19節の負担金補助及び交付金の2,438万円につきましては、自主事業に対する負担金であります。 次の5項の保健体育費で、1億3,853万426円の出でございます。執行率で93.8%、前年よりも約3,000万円ほど増でございます。このうち13節の委託料で150万円の予算をお願いをいたしましたけれども、支出の方はゼロになっておりますが、スケートセンターの基本計画の概略の設計の委託料をお願いをいたしたものでございますが、県営スケート場の動向が不明確な点がございまして、発注を見送ったものでございます。 次に78ページをごらんをいただきたいと思います。11款の災害復旧費で2,953万6,500円でございます。国の認定を受けました河川災害6カ所の復旧関係経費でございます。 次に、12款の公債費が下の方にございます。14億58万5,524円でありますけれども、この内訳を申し上げますと、元金の関係で5億6,208万9,250円、それから利子の関係で8億3,509万7,443円でありますが、この利子の中には一時借入金の利子が636万6,583円含まれております。 それから次のページでありますが、13款諸支出金の2項1目28節に繰出金がございます。2億1,153万6,000円でありますが、温泉事業特別会計に対する繰出金であります。 最後に歳出合計額でありますけれども、予算現額で163億6,663万5,000円に対しまして、支出済額が158億6,691万3,863円であります。この執行率は96.95%でありまして、支出済額につきましては前年度と比べますと4.9%の伸び、金額では7億3,819万6,393円の増でございます。翌年度に繰り越しをするものについては、繰越明許費で3,769万8,000円、不用額が4億6,202万3,137円でございます。 以上で歳出を終わらせていただきます。 次のページの実質収支に関する調書でありますが、歳入総額で165億2,560万3,931円、歳出の総額で158億6,691万3,863円、この差6億5,869万68円でございます。翌年度への繰り越すべき財源でありますが、明許費の関係が3,769万8,000円でありまして、この5番の実質収支ではそれを差し引いたもの6億2,099万2,068円が翌年度へ繰り越しをする黒字額でございます。前年に比べますと2,947万71円の減となっております。 次に財産に関する調書については省略をさせていただきます。 以上で一般会計を終わらせていただきます。 次に105ページ、議案第60号 平成元年度岡谷市国民健康保険事業特別会計の歳入歳出決算でございます。 歳入から申し上げます。1款の国民健康保険税でありますが、予算現額で9億5,080万4,000円に対しまして、調定額が11億3,916万900円であります。収入済額が9億7,960万4,584円であります。予算に比べますと2,880万584円の増でございますし、前年度と比べますと2,396万円ほどの増になっております。収納率は86%でございまして、前年度が85.4%ですから、0.6%の伸びでございます。不納欠損処分につきましては、217万7,238円で、収入未済額が1億5,737万9,078円であります。前年度よりも725万3,942円収入未済額は減になっております。 この内容を申し上げますと、1款1項1目に一般国民健康保険税がございます。収入済額の欄を見ていただきますと、7億9,714万9,734円でございます。それからもう1つの税、退職者国民健康保険税で1億8,245万4,850円、これが税の内訳であります。 それから、中段より下に3款の国庫支出金があります。5億8,053万6,395円でありますが、この中では2目の療養給付費国庫負担金で、収入が4億9,592万1,955円でありますが、療養諸費、老人保健医療費拠出金の支出に対しまして、ルールによる負担分であります。この中に超過交付が127万5,153円含まれておりますので、次年度には返還をする予定の金額でございます。それから、おめくりをいただきまして一番上、2目の財政調整交付金が5,255万6,000円ございますけれども、これは国保会計の事情を配慮されまして、特に交付をされた交付金でございます。 それから、次に4款の療養給付費の交付金で3億4,556万546円ありますが、退職者の医療費の交付金でありまして、ルールにより交付をされるものでございます。この中に超過交付が1,149万3,046円含まれておりますので、これも次年度には返還をする予定の金額であります。 次のページ107ページの歳入合計をごらんをいただきたいと思いますが、予算現額で18億8,988万5,000円に対しまして、調定額が22億6,012万5,365円でございます。そのうち収入済額が20億9,953万5,249円であります。収入率は92.9%であります。不納欠損処分が219万6,858円、収入未済額が1億5,839万3,258円でございます。収入額につきましては、前年度に比べますと2億749万円ほど伸びております。 以上で、歳入を終わらせていただきます。 次のページ歳出でございますが、109ページをごらんをいただきたいと思います。中段より下に2款の保険給付費があります。支出済額が13億9,432万5,987円であります。執行率については98.78%でございます。これは療養給付費が主なるものでありますけれども、前年度に比べますと給付費が6.7%伸びております。金額では8,784万円ほどの増であります。各項、目につきましては、別段申し上げるものはございません。 次に111ページ、一番上にございますが、3款の老人保健拠出金でありまして、支出済額が3億7,676万2,192円でございますけれども、老人保健法に基づくところの国保会計の拠出金でございまして、前年度より600万円ほど減っておりますけれども、これは前々年度の実績をもとにしましてのルール算定によるものでございます。 113ページの歳出合計の欄をごらんをいただきたいと思いますが、予算現額で18億8,988万5,000円に対しまして、支出済額が18億4,642万5,165円でございます。全体の執行率では97.7%でありまして、支出額を前年度に比べますと、総体で4.9%の伸び、金額で8,636万円ほどの増となっております。 以上で、歳出を終わらせていただきます。 次のページ、115ページをごらんをいただきますと、実質収支に関する調書でありますが、歳入総額が20億9,953万5,249円に対しまして、支出総額が18億4,642万5,165円でありますので、この差し引きは2億5,311万84円でございます。これが実質収支額同額でございまして、次年度への繰越額でございます。 財産に関する調書につきましては省略をさせていただきます。 以上で、国民健康保険事業特別会計を終わらせていただきます。 次に119ページであります。議案第61号 平成元年度岡谷市地域開発事業特別会計歳入歳出決算でございます。 最初に歳入でございますが、合計欄をごらんいただきますと、予算現額で5億6,267万6,000円に対しまして、調定額が2,041万7,310円であります。収入済額が同額でございます。この関係につきましては土地処分の収入及び土地の賃貸料の収入であります。そのほか特に申し上げるものはございません。 次に120ページ、歳出でございますが、第1款の地域開発事業費、その下に1項2目の土地取得及び造成費がございます。この15節に工事請負費が1,330万円予算計上してございますが、支出の方はゼロになっております。この関係につきましては、山手町の宅地造成工事を予定いたしたものでございますけれども、土地交渉が手間取りまして、平成元年度中に造成工事まで至らなかったということで、支出がゼロとなっているものでございます。17節の公有財産購入費が3億5,296万4,285円でありますが、山手町の宅地造成事業用地等の土地取得費でございます。 それから下段の方に4款の繰上充用金があります。これが1億188万7,872円でありますが、昭和63年度の歳入不足に対するところの繰上充用金であります。 次に121ページ、歳出合計欄をごらんをいただきますと、予算現額が5億6,267万6,000円に対しまして、支出済額が4億6,002万9,454円であります。執行率が81.8%でございます。不用額が1億264万6,546円でございます。 歳出を終わらせていただきます。 次のページでありますけれども、実質収支に関する調書で、歳入総額が2,041万7,310円に対しまして、支出総額が4億6,002万9,454円であります。この差し引きが▲4億3,961万2,144円でございます。実質収支額同額でございますが、平成2年度におきまして繰上充用をする額となっているものでございます。 財産に関する調書につきましては、省略をさせていただきます。 以上で、地域開発事業特別会計の歳入歳出決算を終わらせていただきます。 次に127ページ、議案第62号 平成元年度岡谷市公団分収造林事業特別会計の歳入歳出決算であります。 最初に歳入でありますけれども、これも合計欄をごらんをいただきたいと思いますが、予算現額で704万8,000円に対しまして、調定額、収入済額同額の674万4,847円でありますが、収入の主なるものにつきましては、前年度と同様公団分収造林事業の負担金の収入でございまして、内容につきましては別段申し上げるものはございません。 次に歳出でございます。次のページでありますが、これも歳出合計欄をごらんをいただきたいと思いますが、予算現額が704万8,000円でございまして、支出済額が661万9,352円でございます。 歳出につきましては横川山等の保育事業の経費でございます。内容につきまして別段申し上げるものはございません。 以上で、歳出を終わらせていただきます。 次のページに実質収支に関する調書でありますが、歳入総額が674万4,847円、歳出総額で661万9,352円でございまして、この差が12万5,495円であります。これが実質収支額で、翌年度に繰り越しをする額でございます。 以上で、公団分収造林事業特別会計歳入歳出決算を終わらせていただきます。 次に131ページであります。議案第63号 岡谷市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算であります。 最初に歳入でありますが、1款の共済会費収入であります。収入済額が1,095万1,050円でありまして、共済会費の収入であります。会費につきましては、大人が年350円、その他の者が250円であります。加入率につきましては56.6%でございます。 歳入合計欄をごらんいただきますと、予算現額で3,853万1,000円に対しまして、調定額、収入済額同額の3,883万7,109円でございます。 次のページ、歳出ごらんいただきたいと思いますが、真ん中辺に2款の共済給付費がございます。支出済額が895万3,000円でございます。共済見舞金につきましては、死亡1件を含みまして172件の支出であります。昨年は205件でございましたので、33件の減となっております。 歳出の合計欄をごらんいただきますと、予算現額が3,853万1,000円、支出済額が1,215万1,881円、不用額が2,637万9,119円でございます。 以上で、歳出を終わらせていただきます。 実質収支に関する調書でありますが、歳入総額が3,883万7,109円、歳出総額が1,215万1,881円、この差引額でありますが2,668万5,228円で、これが実質収支額でございます。翌年度へ繰り越しをするものであります。 以上で、交通災害共済事業特別会計を終わらせていただきます。 次に135ページをごらんいただきたいと思います。議案第64号 平成元年度岡谷市霊園事業特別会計歳入歳出決算であります。 最初に歳入でありますが、1款の事業収入で3,637万2,890円であります。本年度につきましては、聖地の増設に伴いまして、この使用料分と管理手数料の収入であります。 歳入合計欄をごらんいただきますと、予算現額で2,725万3,000円に対しまして、調定額、収入済額同額の4,474万8,581円でございます。 以上で、歳入を終わらせていただきます。 次のページ、歳出でありますけれども、1款1項2目の造成費の欄をごらんをいただきたいと思います。中段よりもちょっと下です。支出済額が1,899万6,744円でございます。平成元年度に230区画を増設いたしました工事関係の経費でございます。 次のページで、137ページでありますが、歳出合計額で、予算現額が2,725万3,000円に対しまして、支出済額が2,601万5,315円でございます。 以上で歳出を終わらせていただきまして、139ページ、実質収支に関する調書であります。歳入総額が4,474万8,581円に対しまして、歳出総額が2,601万5,315円、この差が1,873万3,266円でございますが、これが実質収支額でありまして、翌年度への繰越額であります。財産に関する調書につきましては、ごらんをいただきたいと存じます。 以上で、霊園事業特別会計を終わります。 次に143ページ、議案第65号 平成元年度岡谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算を申し上げます。 143ページの歳入でございますが、1款の分担金及び負担金1項1目に下水道事業費負担金がございますが、これが1億2,610万1,260円でありまして、収入率が99.4%であります。現年度分と滞納分を合わせまして事業費の負担金の収入でございます。 その下に2款の使用料及び手数料があります。4億9,026万9,873円で、収納率については99.9%であります。これは主には使用料でございまして、下水道の使用料につきましては現年度分、滞納繰越分、計量装置使用料の各使用料でありますが、前年度よりも1億2,301万円の増でございます。33%伸びておりますが、この関係につきましては使用料の見直しと整備面積の増、並びに接続戸数の増によるものでございます。 4款の繰入金でありますけれども、これが7億9,447万1,000円、一般会計から繰り入れたものでございます。前年度に比べますと753万円ほど増となっております。 それから次のページをごらんいただきたいと思いますが、下段の方に7款の市債がございます。本年度の市債につきましては9億3,660万円でありますが、前年に比べますと1億8,400万円ほど減になっております。 歳入合計でありますが、予算現額で25億3,326万7,000円、調定額では26億1,363万7,060円であります。収入済額が26億1,133万9,597円でございまして、収入率は99.9%です。収入額につきましては前年比1億2,600万円ほどの減でございますが、この関係につきましては起債の減と繰越金の減でございます。 次に歳出、145ページであります。1款の下水道費、支出済額が15億4,464万4,820円でございます。執行率が99.6%でございます。主なるものを申し上げますと、146ページをお開きいただきますと、中段に3目公共下水道建設費がありますが、これが11億1,400万円でございます。この関係につきましては公共下水道の建設関係の経費でございまして、補助事業分と単独事業分の合計額でございます。このうち15節の工事請負費9億1,931万5,170円でございますが、この工事費による管路の延長は1万60メートルでございます。整備面積が53haであります。 次に147ページ、一番上に流域下水道事業費がございます。支出済額が3億810万9,906円でありますが、流域下水道の維持管理費及び建設費の負担金等でございまして、使用料の増加などがございまして、前年よりも5,620万円ほど増になっております。 次に、その下に2款の公債費がございます。9億6,763万1,806円でありますが、これは事業債の元金及び利子の償還金と一時借入金の利子でございます。 以上歳出合計で、予算現額が25億3,326万7,000円に対しまして、支出済額が25億1,227万6,626円であります。執行率につきましては99.2%でございます。支出済額を前年度と比較しますと1億2,900万円ほど減となっておりますけれども、これは事業量との相関によるものでございます。 おめくりをいただきまして149ページで、実質収支に関する調書でありますが、歳入総額で26億1,133万9,597円、歳出総額で25億1,227万6,626円、この差が9,906万2,971円で、実質収支額同額でございます。翌年度に繰り越しをいたす額であります。 財産に関する調書につきましてはごらんをいただきたいと思います。 以上で、下水道事業特別会計を終わらせていただきます。 ○議長(片倉久三君) この際暫時休憩いたします。            午後0時01分 休憩         -----------------            午後1時10分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 収入役。         〔収入役 林正茂君 登壇〕 ◎収入役(林正茂君) 153ページをお開きいただきたいと思います。 議案第66号 平成元年度岡谷市老人保健事業特別会計歳入歳出決算であります。 歳入でありますが、1款の支払基金交付金で、収入済額が18億6,326万1,963円でございまして、このうち1項1目の医療費交付金が18億5,607万2,963円であります。医療費の交付に基づきましてルール計算により交付される交付金でございますけれども、概算交付のために972万4,098円が超過交付でございますので、次年度に返還を予定するものでございます。 次にその下に審査支払手数料交付金が2目にございますけれども、収入済額が718万9,000円ございます。この交付金もルールに基づくものでございまして、これは4万620円が不足をしているので、次年度に追加交付の予定でございます。 その下に2款の国庫支出金があります。5億3,311万4,989円でありますが、国の負担金でございまして、ここには超過交付がございまして231万2,171円であります。次年度に返還をする予定でございます。 それから若干飛びまして中段から下に4款の繰入金があります。1億3,269万6,880円の収入であります。市の繰入金であります。 一番下に5款の諸収入がありますが、748万8,522円であります。第三者行為によるところの損害賠償金等の収入であります。 おめくりをいただきまして歳入合計欄をごらんいただきますと、予算現額で26億8,583万7,000円であります。調定額、収入額同額でありますが、26億6,815万1,061円でありまして、前年度に比較しますと2億1,862万円ほどの増でございまして、8.9%の収入の伸びであります。 以上で、歳入を終わらせていただきます。 次に155ページの歳出でございますが、2款の医療諸費でございます。支出済額が26億4,662万3,376円であります。老人保健法によるところの医療給付費と審査手数料でありまして、前年度より1億9,400万円ほど伸びております。これは支給件数の増と1件当たりの支給額の増によるものであります。 次に、中段から若干下に3款の繰上充用金があります。支出済額が846万6,874円でありますが、前年度の赤字に対する繰上充用金であります。 おめくりをいただきまして、歳出合計をごらんをいただきたいと思います。予算現額が26億8,583万7,000円でありまして、支出済額が26億5,615万5,412円であります。これを前年度と比較しますと、前年度よりも1億9,800万円ほど支出増となっております。理由につきましては、医療給付費の支出増が主なるものでございます。不用額が2,968万1,588円であります。 以上で、歳出を終わります。 次のページ、実質収支に関する調書でありますが、歳入総額が26億6,815万1,061円、歳出総額が26億5,615万5,412円で、差引が1,199万5,649円であります。これは実質収支額と同額でございます。黒字決算となっておりますけれども、歳入で申し上げました支払基金等への超過交付がございまして、次年度返還をする額とこれが同額でございますので、実質的には収入支出ゼロというような会計になろうと考えております。 以上で、老人保健事業特別会計を終わらせていただきます。 次に、議案第67号 平成元年度岡谷市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算でございます。なお、この土地区画整理事業につきましては、平成元年度で完了し、特別会計はこれをもって最終年度となるわけでございます。 159ページの歳入をごらんいただきたいと思います。一番上の1款の土地処分収入でありますが、収入済額が5億6,153万6,000円であります。保留地の処分収入で、処分面積につきましては6,848㎡であります。 その下に2款の国庫支出金があります。3,885万円でありますが、国の補助金で、補助対象額の10分の5.25であります。 それから、中段より若干下に4款の繰入金があります。収入済額が7,219万1,348円でありまして、一般会計からの繰入金であります。 おめくりをいただきまして歳入合計をごらんいただきますと、予算現額で6億9,634万2,000円、調定額、収入済額が同額の6億9,562万8,898円でございます。 以上で、歳入を終わらせていただきます。 次のページに歳出がございます。1款の土地区画整理事業費でありますが、1億3,634万9,789円の支出額であります。1項1目に土地区画整理事業費がございます。このうちの13節に委託料がございます。1,650万1,675円でありますが、測量業務、換地計画、登記業務等の委託料でございます。 次に、2款の公債費であります。4億7,647万635円の支出でありますが、昭和62年度、昭和63年度借入分の繰上償還であります。 おめくりをいただきまして、4款に繰上充用金があります。8,280万8,474円でありますが、前年度の赤字分の繰上充用金でございます。 以上、歳出合計額が予算現額で6億9,634万2,000円、支出済額が6億9,562万8,898円であります。支出済額は収入済額と同額で、この会計につきましては歳入歳出差し引きゼロとなります。 特別会計を閉鎖するに当たりまして、平成2年度第1回定例会、議案第20号で御議決をいただいてありますけれども、当会計に属する財産、債権、債務は一般会計へ移管となりすので、御了承をいただきたいと思います。 次のページに実質収支に関する調書がございます。歳入総額が6億9,562万8,898円で、歳出総額同額で差し引きゼロでございます。実質収支ゼロでございます。 次のページをごらんをいただきますと、財産に関する調書がございます。この中に「土地」という欄がございますが、決算年度末の現在高で3,502.56㎡の土地を持っておりますが、これは公園分でございます。それから、「建物」の欄で非木造のところに17.54㎡の建物を持っておりますが、これは今井の多目的広場のトイレ等であります。 以上で、土地区画整理事業特別会計を終わらせていただきます。 次に、おめくりをいただきますと、167ページですが、議案第68号 平成元年度岡谷市温泉事業特別会計歳入歳出決算であります。平成元年度新設をいたしました特別会計で、初年度の決算に当たるものでございます。 歳入でございますが、中段よりも上に第2款の使用料及び手数料があります。17万5,750円でありますが、温泉スタンドのメダルの売上収入であります。 中段より下に第3款の繰入金があります。2億1,153万6,000円の収入でありますが、温泉権等の取得のための一般会計からの繰入金であります。 次に、下段に6款の市債があります。収入済額が1億1,570万円でありまして、温泉支給及び附帯施設事業債でございます。 おめくりをいただきますと、歳入合計で、予算現額が3億2,800万円、調定額、収入済額同額の3億2,790万6,469円でございます。 以上で、歳入を終わらせていただきます。 次のページ、歳出でございます。 第1款の温泉費、3億2,159万7,259円でございますが、1款1項2目に温泉建設費がございます。中段よりちょっと下ですが、これが3億1,499万9,453円の支出でございまして、温泉事業にかかわるところの建設事業費でございます。13節が委託料で473万8,000円でありますが、給湯工事設計の委託料であります。15節が工事請負費1億1,099万2,800円、この関係につきましては温泉の管布設の工事、温泉スタンドの設置工事等の工事費でございます。17節の公有財産購入費につきましては、1億9,913万5,653円でありますが、土地の購入費と温泉権取得経費であります。 おめくりをいただきまして、歳出合計額をごらんをいただきたいと思いますが、予算現額で3億2,800万円、支出済額で3億2,217万6,530円でございます。 以上で、歳出を終わらせていただきます。 実質収支に関する調書でありますが、歳入が3億2,790万6,469円、歳出で3億2,217万6,530円、この差が572万9,939円で、実質収支額同額で、来年度に繰り越しをいたすものでございます。 財産に関する調書についてはごらんをいただきたいと思います。 以上をもって温泉事業特別会計を終わらせていただきます。 次に175ページ、議案第69号 平成元年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算であります。 歳入の主なるものにつきましては、中段よりも上に2款の財産収入がございますが、収入済額で531万8,000円であります。立木の売り払い収入でございます。その下に第3款の繰越金が933万2,540円あります。前年度からの繰越金等でございます。以下歳入合計欄をごらんいただきたいと思いますが、予算現額で929万4,000円、調定額、収入済額同額で1,624万8,833円でございます。 以上で、歳入を終わらせていただきます。 次のページ、歳出でございますが、中段よりも下に1款2項の諸支出金があります。支出済額が483万円でありますけれども、湊行政協議会への補助金でございます。 その下に2款の造林事業費277万8,164円ございますけれども、この関係につきましては、次のページの一番上に造林事業費の13節委託料がありますが、167万5,504円でございまして、植林事業等への委託料でございます。歳出合計額が929万4,000円、支出済額が898万3,933円でございます。 以上で、歳出を終わらせていただきます。 おめくりをいただきますと、実質収支に関する調書であります。歳入総額が1,624万8,833円、歳出総額が898万3,933円、差引額が726万4,900円でございまして、実質収支額同額でございます。次年度に繰り越しをいたすものでございます。 財産に関する調書については省略をさせていただきます。 以上で、湊財産区一般会計を終わります。 平成元年度岡谷市一般会計歳入歳出決算並びに各特別会計の歳入歳出決算の説明を終わらせていただきます。よろしく御認定をいただきたくお願いを申し上げます。 ○議長(片倉久三君) 次に、監査結果の報告を求めます。 監査委員。         〔監査委員 小口公男君 登壇〕 ◎監査委員(小口公男君) それでは、ただいま上程されております平成元年度岡谷市一般会計及び特別会計の決算審査の結果を御報告いたしたいと思います。 中に入る前に大変申しわけございませんが、お手元に正誤表が行っていると思いますので、39ページの下段の方のところで2行ばかり、公簿面積の欄だと思いますけれども、数字にミスプリントがございますので、御訂正をお願いします。 それでは1ページの方をごらんをいただきたいと思います。第1、審査の概要では、1の審査の対象は、(1)の一般会計及び特別会計でございますが、平成元年度岡谷市一般会計歳入歳出決算以下、岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算までの11会計であります。(2)の付属資料につきましては、平成元年度岡谷市各会計歳入歳出決算書、決算事項別明細書、岡谷市各会計実質収支に関する調書、岡谷市各会計財産に関する調書であります。(3)の基金の運用状況は、アの岡谷市基本基金から、次のページの方へ参りまして、ソの岡谷市土地開発基金までの15の基金であります。 2、審査の期間でありますが、平成2年7月13日から7月20日までの間に行いました。 3、審査の手続につきましては、この審査に当たっては、市長から提出された各会計の歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び各基金の運用状況を示す書類について、関係法令に準拠して調製されているか、予算が適正かつ効率的に執行されているか、さらに財産の管理は適正に行われているかについて、関係諸帳簿及び証拠書類と照合等、通常実施すべき審査手続を実施しましたほか、必要に応じ関係職員から説明を聴取し、実施いたしました。 第2に審査の結果でありますが、審査に付された一般会計、特別会計歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書は、法令に準拠して作成されており、決算計数は関係帳簿及び証拠書類と照合した結果、誤りないものと認められました。 また、各基金の運用状況を示す書類の計数についても、関係帳簿及び証拠書類と符合しており、誤りないものと認められました。 次に、決算規模につきましては、平成元年度の一般会計及び特別会計の決算規模は、次の表のとおりであります。内容は省略させていただきます。 次に、一般会計について、平成元年度決算は、実質収支で6億2,099万2,068円の剰余金を生じ、前年度に引き続き黒字決算となっております。 歳入決算額は予算現額に対し101%、前年度99.4%、1億5,896万8,931円の増収であります。調定額に対する収入率は98.7%、前年度は98.5%で、不納欠損額は384万7,406円で、法令に基づき所定の手続をし、適正な処理がされておりました。収入未済額は2億1,434万2,582円で、前年度比93.1%、1,588万4,771円の減となっております。収入未済額の主なものは市税でありますが、今後も収入率の向上と未収金の解消に努力されたいものであります。 一方歳出決算額は、予算現額に対し96.9%、前年度95%の執行率となっており、4億6,202万3,137円の不用額で、主なものは商工費の中小企業金融費等で、やむを得ない事情のものもあり、予算の効率的執行により生じたものと認めました。 歳入中、市債については歳入合計の7.7%、前年度比8億8,845万4,000円の減であります。 また歳出中、公債費は歳出合計額の8.8%、14億58万5,524円であります。公債費については、長期的な財政計画に基づき、健全な運営を続けるよう期待するものであります。 次に特別会計について。 特別会計総計で収支不足額が2,416万9,512円となっておりますが、地域開発事業会計で用地取得等による収支不足額4億3,961万2,144円を生じているためであります。 国民健康保険事業会計は、実質収支で2億5,311万84円、単年度1億2,112万7,034円の剰余金を生じ、引き続き健全運営となっておりますが、国庫負担金等の超過交付額1,276万8,199円が剰余金に含まれております。国保税は予算現額に対して103%、前年度は104.7%、調定額に対する収入率は86%、前年度は85.1%で、収入未済額は1億5,737万9,078円、前年度比725万3,942円の減であります。なお一層収入率の向上と未収金の解消に努力されたいものであります。 下水道事業会計については、分担金及び負担金等の収入未済額の解消と下水道の接続率の向上に努力されたいものであります。 老人保健事業会計の余剰金は支払基金等からの超過交付によるものであります。 土地区画整理事業は、平成元年度で事業が終了したため、歳入歳出同額決算となっております。 平成元年度は、本市の基本目標である豊かな自然と調和した国際文化産業都市実現に向かって、第2次総合計画を根幹として、6つの重点施策を柱に積極的な取り組みが見られるが、今後も社会経済の動向を注視し、計画的事業執行と財源の重点的、効果的な配分により効率的な行財政を行い、市民福祉の向上に努力されたいものであります。 以上で終わりまして、以下は省略させていきただきます。 ○議長(片倉久三君) この際暫時休憩いたします。            午後1時38分 休憩         -----------------            午後1時48分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         (「議事進行について」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 議事進行について、林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 これからの議事日程では、決算議案について委員会前の質疑をするということになっているわけですけれども、実際に今説明を聞いてみまして、予算のときの審議の方法とすれば、提案説明を受けてから、一定の自宅審査なりの勉強時間を取っていただいているわけですね。ところが今回の場合には、決算議案が出されて、説明を受けて、直ちに質疑をすると、それで委員会に付託し、なお同時に企業会計もまた本日同じようにやるという日程になっておりまして、時間的に見ましても、例えば一般会計150億円、その他特別会計を含めて250億円、1年間の岡谷市の行財政運営における決算審査をするについての審議の方法とすれば、非常に無理があるのではないかというふうに思うわけです。 これで例えば委員会付託前の質疑をするとすれば、現在2時ですから、普通の時間でいけばもう3時間そこそこしかないという時間で、これだけのことを質疑することがどだい無理であり、企業会計も引き続いてやるということになりますと、非常に日程的に無理があるというふうに私は感じますので、議運などで十分論議をされたかと思いますが、両方の決算特別委員会をこの議会にかけてやるということについては私もいいかと思いますけれども、そうした我々議会の十分な審議あるいは勉強ができる時間というものを保証してもらえないと、たとえ1週間前に議案が配られたとは言っても、説明を受けたのは現在ですから、そういう点を十分配慮していただきたいと思いますが、議長の見解を伺いたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 議長の方からお答えいたします。 議案の発送から議会まで約1週間ございました。その間に議運等にもお諮りをいたしまして、日程の審議をしていただきまして、この日程を組んでいただいたわけでございまして、自宅審議の時間もある程度あったと思います。そこで、ただいま説明は説明でございますけれども、なお精力的に審査をしていただくということをお願いをいたしまして、進行させていただきたいと思います。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 今、林議員は、予算審議のときには提案者側の説明を受けた後審査をする時間があると。決算というものに対する、決算、予算の重みに対する受けとめ方との関連もあるだろうと思うのですけれども、そういう状況で従来もやられていませんが、説明後の自宅審査の時間を持ち得ないまま、しかも今回は初めての試みとして一般会計、特別会計並びに公営企業が同時に上程されてくる。これは審議する側から見ますと、大変厳しいわけですよ。よければそれは微に入り細に至って伺いますけれども、それで一体予定をされている日程でこなしていけるという可能性があるわけですか。そういう立場で林君は出しているので、やはり一応議運にお諮りいただいて検討いただきたいと思うのですけれどもね。 ○議長(片倉久三君) それではお答えいたします。 一応大変無理がないかという判断でもって議運にもお諮りをしたわけでございますけれども、一応、今回やってみようということで日程を組んだわけでございますので、ひとつよろしくお願いいたします。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) それでは、予算のときには経費別といいますか、例えば経費別に、賃金が幾ら、報償費が幾らというふうな、そういうものも出るわけですよね。予算全体を横に貫いている、トータルが幾らというようなものは。そういうものを求めたらお答えいただけるわけですね。当然だと思うのですけれども、いいですね。 ○議長(片倉久三君) 審議に十分時間をかけてまいりたいと思いますけれども、もし時間がかかるようなら、また議運にお諮りをいたしまして進行していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 進行いたします。 これより質疑に入ります。 まず、議案第59号の平成元年度岡谷市一般会計決算について、全般にわたり質疑のある方は御発言をお願いいたします。 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 全般とくればしようがない。まず歳入。決算附属書類の16ページですね。16ページの2項1目1節にあります土地建物売払収入のうち、旧警察署横の職員宿舎敷地の坪数はどのくらいですか。お伺いいたします。 次に歳出。28ページの16目住居表示整備費です。これは一般質問でもしたのですけれども、実際に現況報告はあったのですが、市の姿勢として住居表示というのを進める意思があるのかどうかということをこの際お聞きをいたしておきたいと思います。 次に42ページ、2目の扶助費ですね。御報告がありましたように保護率というのがふえている。実際には、特に近年の好況と言われる年に、この扶助費、保護率がふえているということで、一番ふえている項目はどんな扶助か。その原因というのをどういうぐあいに市は見ているのかということを、お伺いしたいと思います。 次に43ページの予防費13節の委託料、これは委託料のうち不用額となっている、エックス線撮影の受診者あるいは新3種混合ワクチンの予防接種等についても、これは一応一般的にはむしろ障害が出るというようなことで社会問題にもなったのですけれども、そこでこれらの事業が、実際に市民の側から見ればむしろ問題があるということで、結局市民の方々から敬遠されたということになっているわけですが、したがって市民生活を守るという市の姿勢から言えば、この問題についてはどういう見方をされているかということをお伺いいたします。 次に55ページ、そのほかにちょっと関連しますが、19節の負担金補助及び交付金のうち、その次にも同じような問題が出てくるわけですが、この鉄道高架事業というのは、市長を先頭にしてJR当局に対して運動を進めてきたわけですけれども、言うなれば遅々として進まない、先も見えない、こういうことになっているわけですね。 そこで、これは予算を盛ることはいいですけれども、予算が執行できるような体制づくりというのは、実際問題としてどう見るのかというところを、決算の機会にお伺いしておきたいと思います。 次に、これはページ数が59ページですか、やはり補償補填及び賠償金、22節の中で、私はかねて一般質問でも、丸山橋線の問題で予算が少ない、こういうぐあいに申し上げてきたわけですが、結果としてこの程度の事業が行われたということになるわけですけれども、この事業の進捗度はこの平成元年度で何%できるのか、あるいは今後の進捗についてはどんな見通しなのかということをお伺いいたします。 次に、59ページ、高架事業は今申し上げたとおりですが、19節の負担金補助及び交付金で、新都市開発地元対策委員会がつくれなかったということは、かねて都市開発対策委員会でも議論になっているところでありますが、この結果について、市の立場はどういう見方をしておるのかということをこの際お伺いいたします。 次に、64ページの8節報償費です。やはりこれも報償費のうち、消防団員の支出ですが、消防団員の補充ということが非常に問題になるわけですね。退職はいいのですけれども。この辺については現況どうなっているのかということをお伺いいたします。 次に65ページで、教育費のうち、決算概要説明の中で4項4目市民会館費のうちの13節委託料であるとか、文化会館費の委託料、あるいは補助金及び交付金で不用額を生じておる。これは言うなれば公社の方が当初計画事業というものを十分に消化し得ない、言うなれば事業の見積もりが過大であったのかどうか。したがって公社は事業の消化ができないために、事業ごとに金を順に出していくようでありますから、結果的にこういう不用額を生じたのだ、こういう判断をしていいのかどうかということですね。とすれば公社運営について、それは初めてのことでもありますから、いろいろな思惑はあったかもしれませんけれども、少なくともその辺の見込みを、役所から天下っている職員が何か張り切り過ぎて事業ができなかったのかどうか。要するに不用額になった原因というものをどう見たらいいのかということをお答えをいただきたい、こういうぐあいに思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 16ページの財産売払収入、この関係で岡谷警察署官舎の点につきましては1.4㎡でございます。この面積だけでよろしゅうございますか。 それから住居表示の関係、28ページでございますが、この整備費につきましては今井西土地の関係でございますが、その後におきましては東堀等の勉強会等を行っておりますが。また東堀におきましては、歴史の100年祭といいますか、長い歴史のその事業がありまして、その関係の方へ忙殺されていて、ときに今ストップしているというような状況でございます。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 福祉部長。 ◎福祉部長(武井政次郎君) 42ページの生活保護費の中の扶助費の関係でございますが、増の主たるものということでのお尋ねでございますけれども、これは生活扶助と医療扶助が一番金額的にも多額でございますし、伸びも大きかったということでございます。その原因についてでございますが、特には生別母子世帯が非常にふえてきておるということが1つの傾向としてございますし、それから管外からの受け入れ世帯というものも比較増になっております。それからもう1つ、これは金額的にはかなり影響があったわけでございますけれども、先ほど申し上げました医療扶助が前年比44.3%増ということで、金額では6,819万6,000円というような規模で、かなり伸びがございました。以上、増の理由と原因ということでございますが、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 民生部長。 ◎民生部長(手塚文武君) 43ページの13節委託料でありますけれども、議員さん御指摘のように、新3種混合ワクチンというものが、昭和63年12月に厚生省令で使っていいということになりまして、平成元年から岡谷市としても新規事業として取り組んだわけであります。ところが平成元年の9月ごろ、そのMMRワクチンを使用した子供に、副作用と見られます無菌性髄膜炎の患者が発生したということで、騒ぎになったわけであります。しかし、公衆衛生審議会の関係で十分検討した結果、その髄膜炎は数千人に1人という高い率で発生しているということがわかったわけで、これにつきましては後遺症を残すおそれはないというふうな見解も出されたわけであります。しかし、そうした問題がありましたときに、私どもといたしましても、市民の健康を守る面から大変心配したわけであります。 その後、国、県の方から通達が参りまして、より安全なワクチンが開発されるまでの間、保護者からの申し出があった場合にのみ接種してよろしいという通達があったわけであります。それで岡谷市といたしましても、保護者の申し出をいただきがらということで方針を持ったわけであります。 最終的に、この接種率でありますけれども、行政報告書の166ページにも記載してございますけれども、650人が対象者でありましたけれども、約31.4%の方々の接種率になった、こういうことで、常に市民の健康を守るという立場はもちろん貫いていかなければならないと考えております。 ○議長(片倉久三君) 建設部長。 ◎建設部長(新居靖君) 丸山橋線の進捗についてお答え申し上げたいと思いますが、全体事業につきましては、事業認可時点での積算ということで御了解いただきたいと思いますが、事業費そのものはおおむね15億4,000万円くらいを見込んだわけでございます。 それで平成元年度までの状況でございますが、事業費からいきますと約12%に相当いたします。それから物件、用地等の状況からいきますと、物件からは全体では40戸の家屋移転の中で平成元年までは7戸、用地買収につきましては全体ではおおむね6,000㎡に対しまして1,000㎡の推移になっております。これにつきましては1期とすれば神明小学校のグラウンドまで、これを平成5年までには対応してまいりたいということでいます。引き続いて間下境までということです。地権者の全員の同意をいただいて皆が協力していただいているものですから、事業費につきましても精いっぱい確保に努力し、早期完成に向かってまいりたいと思っています。 ○議長(片倉久三君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(横内啓吉君) 59ページに関連をいたしまして、2つの質問をいただいてございます。鉄道高架事業に対します市としての体制づくりにつきまして御質問をいただきました。昨年度実施をいたしました陳情に対しまして、東日本旅客鉄道株式会社では、本社からJR信濃川工事事務所を窓口に指定をいたしまして、単線高架での事業の可能性を探るための打ち合わせ会議を開くことが提案をされまして、事業主体でございます県を中心にいたしまして、JR信濃川工事事務所、それに私どもが入りまして、3者で事業実施に向けましての検討協議の調整に入る段階に平成元年度でなってまいりました。大体月1回のペースで検討会等が行われているわけでございますが、その後引き続いて検討会が持たれておる状況になってまいりました。 それから2番目に新都市開発に関連をいたしまして、地元の対策委員会がつくれなかった結果につきまして、どんな見方をしているかという御質問でございますが、私ども昨年面積の拡大等をいたしました経過の中で、地元の皆様ともお話をする中で、対策委員会等につきましても話題としては出しまして、それぞれお願いをしていたわけでございますけれども、平成元年度の段階では残念ながら結成することができませんでした。その後、現在対応します中では、ある地区等につきましては、開発等も含めます中でその中で検討していくというような部分も出てまいりまして、今後の私どもの対応、そんな面で努力をしていかなければいけないというふうに考えておる部分でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(片倉久三君) 消防長。 ◎消防長(加藤和夫君) 退職者16名の補充でございますけれども、現在その16名の補充はできておるわけでございまして、現実的には6月1日現在の数字で申し上げますと、定員が549人ということでございますけれども、実人員は525人ということで、24人の不足はあるわけでございます。それは主に本部のラッパ関係というようなことになりますけれども、それで10人、各分団におきましては9人ということになりまして、24人というような不足になっておるような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 教育次長。 ◎教育次長(両角常勇君) 振興公社への委託に関係しての御質問でございますが、71ページの市民会館の委託料でございますが、これは市民会館の管理費でございますが、文化会館がオープンしたことによりまして、市民会館の利用件数が減少してございます。これに伴いましての賃金の減が主でございます。 それから、75ページの文化会館の委託料とそれから負担金でございますが、委託料もやはり文化会館の管理運営費でございますが、これも御質問の中にもございましたが、実績のない上での予算見積もりでございまして、内容的には舞台関係の職員の採用ができなかったことがございますし、それから光熱水費、燃料費等の残が大きいものでございます。それから自主事業の負担金の残でございますが、これは振興公社の方の努力によりまして、自主事業の入場券の販売が当初70~80%見込んだわけでございますけれども、それがほぼ100%近くの収入があったこと、それから予定しておりましたイベント事業の中で、3本ほど相手との日程調整がつかなくて実施しなかったものがございまして、そういったことが原因で不用額を生じております。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 最初の話は、これはここで議論してもしょうがないから、住居表示はまた努力を期待することにして。 この医療扶助が44%も増加したということは、今の説明による例えば管外等の問題だけではなくて、実際問題として何がこれは一番原因なのか。要するに高額で払い切れないというのか、あるいはまたどういう保険に入っている人なのかね、これは、実際には。ともかく生活保護的な医療費扶助をするというものが5割近くふえてくるということは、何が原因かということをもう一度お伺いします。 それから、予防費もね、これは3割くらいの市民しか実際には予防接種等を受けなかったということなのですが、市の姿勢として、いわゆる混合ワクチン問題に対してですね、国の方針が出たり入ったりということがあるのだけれども、疑わしきは使用せずという姿勢がなかったのではないか。これはちょっと専門家の、たまたま病院の先生方が御出席しているから、こういうことを行政が実施することについて、医者の立場ではどう見るかということもこの際教えてもらいたいと思います。私は努めて、そのことの効果はもちろん、従来の例えば予防接種、他のもの等については当然としてその効果を信頼して受けるということだろうと思うのですけれども、ともかくその疑わしくて受けられないというものを市が事業としてこれを実施するということについては、多少問題があるのではないか、こういうぐあいに思うのですけれども、もう一度その辺はお伺いいたします。 それから、高架事業の問題はもう少し状況を見ることにいたします。 建設部長の説明による丸山橋線の進捗状況は、私が一般質問したときには、市長は、言うなれば5カ年計画というようなものを、例えば10カ年計画を努めて短縮するように政治的努力をする、こういう御答弁をいただいているわけです。今の報告のようなことでは、5カ年計画、例えば半期工事の5カ年に対してはそういう進捗かもしれませんけれども、しからばそこにはせっかく市長が答弁したこととの食い違いがある、こういうぐあいに思うのですけれども、これは予算執行上どういうぐあいにその辺は見るのかということが問題だと思うので、もう一度お伺いいたします。 それから、さっき質問をしなかったのですが、開発部長に61ページの7目のやはり報償費、これは次の文化会館問題も同じですけれども、この事業を計画して、当然にして予算を要求していくものだと思うのですが、それがまた議会でも承認されて執行される、こういうことになっているわけですが、予定した事業を行わないという理由は何かということですね。それは逆に言うと議会に空予算を承認させたということになるわけでして、結果的に言えばですね。報償費の、この講演会等をゼロにしたということは、言うなれば見通しが全然ないものを予算化し、それを議会に承認させるという姿勢は、これは予算の編成の上からも、あるいは決算の立場から言っても問題があるのではないか、こういうぐあいに思うのですけれども、この辺の考え方をお伺いいたします。 それから文化会館ですが、これもやはり予定した事業を、逆に言えば文化会館の事業のヒヤリングというのは教育委員会としては当然にして行って、委託料の予算を出してくる、こういうことだと思うのですけれども、その辺の見通しに甘さがあったのかどうか。実際問題としてできないことを予算化して、これも同じように議会の承認を得て、結果的に、いやどうも予定した事業ができなかったものでそれで終わりというのでは、余りにも予算に対する取り組み方、あるいはその決算に対する責任の薄さというものがあるのではないか、その辺をどう考えるかという点をお伺いいたします。 ○議長(片倉久三君) 福祉部長。 ◎福祉部長(武井政次郎君) 生活扶助の関係でございますけれども、増加の理由につきましては、件数、単価ということが当然のこととして出てくるわけですけれども、先ほど申し上げましたように、生別でふえてくるいわゆる母子世帯というようなものも含めまして、世帯全体では大体2割増でございますし、それから人員では24%ぐらいの増がございます。これは前年比ということでございます。それから医療扶助につきましては、議員さんも御指摘がございましたわけですけれども、単価がかなり上がっておりまして、大体20%単価では前年比高くなっているというようなことでございます。生活扶助全体ではほかの要素も若干入りますけれども、一番主として影響のあったものは今申し上げたようなことで、生活扶助と医療扶助というようなことになると思います。 ほとんど国保の加入者ということでございます。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 建設部長。 ◎建設部長(新居靖君) 都計道の丸山橋線についてお答え申し上げたいと思いますが、議員さん御指摘のように、全体では1,000メートルという大変大きな事業でございます。そこで1期、2期という事業認可をいただく中で、1期につきましてはただいま申し上げたような状態で、引き続いて2期の事業認可をとっていくという、そんな流れになろうかと思います。 そこで全体の事業費そのものは、先ほど申し上げましたような十何億円というものになりまして、それから1期の分で、例えば5年なら5年でそれを均等に国が予算をつけていただくというそういう仕組みではなくして、前の年の6月までに要望を上げ予備ヒヤリングをし、それから県全体をまとめて、その上に立って確定してくるということで、金額そのものは年々確定したものが来るということではございません。 それから2つ目とすれば、地権者には全体的には了解をいただいてあるとしましても、移転の時期、また営業用地の代替地等、そういう状況によりましての事業費の張りつけが、年度によっては大きな企業の場合には一度に大きな金額の事業費をいただかなければいけない、そういうふうに年によっての変化が出てまいることがあります。 それから、なお、今議会にも補正をお願いしてございますが、そういう中でできるだけ何とか増額をしていただきたいという、そういう働きかけをお願いしてきたわけですが、おかげさまに今回も増額をいただいてきているという状態です。いずれにいたしましても早期に完成すべく努力はしてまいりたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 民生部長。 ◎民生部長(手塚文武君) また院長先生の方からお話いただくといたしまして、行政の立場では予防接種につきましては判断できませんので、岡谷市の医師会、それから保健所等と十分密接な連絡をとりながら、医師会の先生方の判断でやっていただいたわけであります。 ○議長(片倉久三君) 塩嶺病院長。 ◎塩嶺病院長(奈良田光男君) ただいまの質問に関してですけれども、医者の立場としましてはこれはやはり予防医学としましては積極的に接種すべきではないかと思うのですけれども、この3種混合は、百日ぜき、ジフテリアとそれから破傷風ということで、その発症率が少ないということもありますし、それから、たまにそういう副作用があるということになりますと、どうしても医者の立場としましてはそういう危険を避けざるを得ないという形になると思いますですね。 確かにインフルエンザに関しましてもいろいろな型がありまして、大体今50%以下の、中学生にしましても、高校生も、接種率が低いわけですけれども、この場合にも大した、体が大きいということであって、副作用に関しましても熱が出るということなのですけれども、3種混合に関しましては、ともすると命を失うというような副作用もあるということで、その現場に出ているドクターとしましては、やはり当然問診をしたりですね、親から聞いて行うわけですけれども、少しでもそういう気がありますと、どうしてもそれをよけるというような形でありまして、そういう点でこの前回の副作用による危険があったということから、ドクターの方ではそのような防御反応というんですか、そういうふうに出てきているのではないかというふうに思っております。 先ほど議員さんが申しましたように、やはり予防医学という点におきまして、特に3種混合の中でも破傷風の問題はですね、子供はどうしてもある程度大きくなってきますと、外で遊ぶということでけがをしたりするということでは、確かによろしいのではないかというふうに思うのですけれども、そういう点厚生省の方としましてもですね、これは家族の任意によるというそういうあれもありますものですから、当然現場としましては、親と医者とのそういう1つの心理的な問題で、やるのが積極的でなくなってきているというふうに思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(横内啓吉君) 61ページに関連をいたしまして、都心地区開発事業費の報償費の予算を取りながら、執行額がゼロであるというような経過の中で、一定の御指摘をいただいてございます。事業といたしましては、先ほど御指摘がございましたように講演会等を予定をいたしたわけでございますけれども、その段階までに至らずに見送ったものでございまして、そんな中で予算の取り方につきまして、一定の御示唆をいただいてございます。 〔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発言取り消しにつき削除・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〕 ○議長(片倉久三君) 教育長。 ◎教育長(八幡栄一君) 文化会館の自主事業が予定のようにできなかったという問題についてお答えをいたしますが、確かに予算を議決していただきながらこれができなかったということは非常にまずいことであったわけでありますが、何分にも初年度でありまして、しかもその年度の中でお願いをしなければならないという、そういう普通ではない事態が初年度のためにあるわけです。 したがいまして、相手がこちらの日程とうまく調整ができないということになりまして、結局できないのがでてしまったわけでありますが、理事会で案を立てるわけでありますが、当然教育委員会も理事会に参加しておりますし、またでき上がった案を見せていただいておるわけでありまして、そういう点で非常に残念に思っておりますが、今後は既に2年前、3年前から計画をして、確実に来ていただけるという、とっぴなことでもない以上は来ていただけるということで計画を立てていくので、平成元年度のようなまずいことはできるだけ起こさないつもりでおりますが、そんなことが実情でございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 福祉部長さんね、例えば40%の医療扶助がふえるということは、例えば国保加入者だって、高額医療費になればですね、保険で見るでしょう、実際には。高額医療というのは少なくとも5万7,000円以上になれば保険が見るということになっているわけですから、5万7,000円も払えないで扶助をもらうという人が圧倒的に多いということですか。その辺のところがよくわからないんだな。なぜそんなにふえるのか。しかも完全失業者ならいざ知らずですね。例えば社会保険で言えば、健康保険で言えば、払えない例えばそのような分についてはですね、当然にして無利子で貸し出しまでしているわけですね。すぐ借りられるわけですね。医者に払うにしても。だからそういう制度があるにもかかわらず、全く生活困窮で医療費等が払えないという実態については、なかなか理解しにくいのですけれども、これはひとつ委員会で十分にその辺を解明していただきたいと思います。 それから、ワクチンの注射ですけれども、申し出があった者には接種する。これは非常におもしろいというのかな、無責任な--というのは、疑わしきものがある、今先生が言うように、人によってはそういう副作用的な症状が出るという疑いがあるというものをですね、本人が申し出さえすれば接種するという、そこのところがわからないんだね。本来、疑わしきは罰せずと同じように、疑わしきは使用せずというのが一番正しいのではないですか、と思うのですがね。その辺が市民から逆に、言うなれば拒否反応にあったということなのですけれども、基本的な考え方としてそこのところはどうなんですかね。これは確認をしておきたいと思います。 それから、これは財政課長、それから総務部長、それから市長にお答えを聞きたいのですけれども、今開発部長の御答弁によれば、予算というのは流動性をもって組むのだ、こういう御答弁ですね。そういう事態が来たときにはいつでも使えるように用意しておくのだ、こういう言い方です。結果的にそういう事態にならなかったから、いや使うチャンスがなかったもので使わなかっただけのことだ、こういう御答弁です。 予算のヒヤリングをしていく段階で、どの程度の流動性というのをその予算編成のときに見るわけですか。これは各担当者から、ヒヤリングの責任者から聞きたいですね、そういう予算編成をするならば。 ○議長(片倉久三君) 福祉部長。 ◎福祉部長(武井政次郎君) 先ほど御指摘の点につきましては、委員会でまた御審査をいただきますけれども、ちょっと私の説明が舌足らずでございましたわけですけれども、生保の適用者はほとんど大部分が国保でございますけれども、一たん生保の適用になりますと、国保からは脱退となりまして、全額生保で支出をしているというようなことでございますので、額の面ではそんなふうになるものでございます。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(横内啓吉君) 〔・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・発言取り消しにつき削除・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〕 ○議長(片倉久三君) 民生部長。 ◎民生部長(手塚文武君) 疑わしきは罰せずという言葉が確かにありますけれども、これに関しましては、特に予防接種につきましては人間の命にかかわる問題でありますので、私どもとしては医師会の先生方の十分な御判断、医師会の先生方もまた保護者と十分話し合いをし、問診をした結果で、接種をする、しないを判断いただいておりますので、そちらの先生方に一任している、こういうことで御理解いただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 市長。 ◎市長(林泰章君) 開発部長の答弁の補足をさせていただきますけれども、少し言い回しが違っていて大変申しわけなかったと思っていますが、部長の言わんとすることも同じことなのですけれども、都心地区開発事業を進めていく上に、行政がむしろ積極的に、地元が都心地区開発に対して対応していく動きに対して、速やかにその区域を、また組織を、またそういう土壌をつくるために極めて前向きな姿勢をもって対応したいということで、当初予算のヒヤリングの折にも、とにかくものができたら予算を組んでというやり方で後ろ向きな姿勢であってはならないというようなことも私の方からも示唆して、とにかく地元にそうした報償費を盛って地元の熱意を直ちに行政に反映していく、行政が地元にそういう熱意を起こしていくということで、その対応をしていくということで一定の姿勢を示したものであったわけですが、残念ながら結果としてはそこまで一瀉千里に事が成し得なかったということで、開発部の方では、さりとて形だけおざなりでやっていくということはかえって問題を残すということから、おしかりをいただいても、この分は次年度に改めて体制をつくりながらまた引き続きお願いをしていくことがよろしかろうということで、こういう結果になってしまったわけですけれども、さっきの予算の問題等に関しましては、私どもは予測だとか見込みだとか、なれば使えるようにとかという枠で予算を組むということは厳に慎んでいかなければならないというふうに考えておりますし、そういう予算のヒヤリングをいたした覚えもございません。 ○議長(片倉久三君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(横内啓吉君) 私が2度答弁をいたしましたわけでございますけれども、私の先ほどの2回の答弁をお取り消しをいただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 一度にたくさんやりますと混乱しますから、2~3点お伺いをして、また後ほどお伺いをするようにしたいと思いますが、1つはですね、最近ですけれども、例えば川崎方面では小規模住宅用地に対する税の軽減の見過ごしから、億単位の言うなら超過課税をしてしまって、しかも、発見されたけれども時効にかかって返還するわけにもいかない、返還しないというふうな状況が起きていますが、本市の場合、小規模住宅地に対する税の軽減において、見落としはないというふうに明確にお答えいただけるかどうか、お伺いをいたしたいと思います。 それから、同じく税についてでありますが、不納欠損について報告をいただいているわけでありますけれども、今年度、税額規模に比べて不納欠損額が従来行ってきた不納欠損の約半分で済んでいる。これは全く単純計算で、各発生年度のものをやってきたたまたまの結果なのか、いわゆる徴税の強化等によって行われたものなのか、その辺をお伺いしたい。 と申しますのは、法人市民税についての伸び率について、わざわざ徴税の言うなら強化によって伸びがあったというふうに述べられていますから、その点をお伺いしたいことと、滞納分ですけれども、法人にかかわる滞納の増加についてですが、それから関連して、その滞納した法人の分に対する徴税努力の強化とは具体的にどういうことだったのか、教えていただきたいというふうに思います。 それから、今、予算の盛り方というふうな問題がありましたが、1つだけ具体例を挙げてお伺いしたいと思いますけれども、議会の旅費が見込みより少なくて済んでいるのは、ある程度わかるような気がするのですけれども、一般管理費の旅費は大分たくさんというか、比率とすれば大分たくさん余った感じがするのですが、ほかのそれぞれの支出を見ますと、そんなにという感じはしないのですけれども、旅費の見積もり方の原則的な数字といいますか、どういうところに置くのか、教えていただきたい。 あわせて、先ほどちょっと関係の発言もしましたけれども、予算に比して結果として数億円の残が出てくるわけでありますが、こういうものを生み出す節の区分による1位から5位くらい、例えば今旅費を申し上げましたけれども、需用費も大分余っているところがある。余る理由もいろいろあるのでしょうけれども、節区分による予算との対比で残額の多い節5つくらいがわかるかどうか、教えていただきたいというふうに思います。 それから、あちこち飛びまして大変申しわけありませんが、土地開発基金の現状についてお伺いしたいと思いますけれども、これは質問の趣旨は後ほど申し上げますから、土地開発基金が持っている養命酒跡、総合体育館敷地、それから福祉センター敷地並びにその周辺土地ということになっていますが、その取得の年次を教えていただきたい。 とりあえず以上で、後ほどまた質問させていただきます。 ○議長(片倉久三君) この際暫時休憩いたします。            午後2時50分 休憩         -----------------            午後3時24分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 順を追ってお答え申し上げたいと思います。 初めの川崎の例でございますが、これは小規模住宅用地の減額の特例を適用していなかったという事例でございますが、当市の場合、現地調査によりまして、一筆調査を行ったり、新築時の立ち会い確認、あるいは滅失家屋の届け出等を実施して、立ち会いの際、あるいは広報等で啓蒙をいたしまして、また縦覧期間中の台帳確認等も呼びかけまして、こうした問題の起こらないよう万全を期しております。他市町村で問題になっているような事例は、長い間返還しなかったというような、そういうものはないということでございます。 それから、不納欠損処分の関係でございますが、不納欠損額が少なくて済んだということでございます。これは景気が回復して滞納分の納入がされたということ、あるいは収納の時点において納税誓約を取り交わしまして、計画的な納税をするように指導したというようなこと、それから3年前に執行停止がかかっているのが少なかったというようなこと、それから所在不明者に対する調査を積極的に行ったというようなことから、欠損処分の額が少なく済んでいるわけでございます。 それから、法人市民税の関係でございますが、法人市民税の滞納処分に対します取り組みとしましては、事前通知ですとかあるいは予告通知によりまして連絡を密に図ってきたということ、その結果として、景気の好転等もありまして収入増となったということが考えられております。 それから、一般管理費の関係の旅費のことに関しまして、総体的にどのようにということでございますが、旅費につきましては、旅費に限らず、実績を勘案して、経常経費につきましては、実績の中にさらに臨時的に必要なものについては上乗せしているというようなことで考えておるわけでございます。 それから、土地開発基金でございますが、当初昭和44年度に取得してございます。 節別の執行残のものでございますが、1番が貸付金でございまして9,900万円、それから委託料でございますが8,000万円ほど、それから次が負担金補助及び交付金で8,180万円ほど。5つでしたでしょうか。4つ目が需用費で4,700万円、その次が工事請負費で3,480万円という状況でございます。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 時間がありませんから、わからないところだけお伺いをしたいと思いますが、予算が残ったという意味でのベストテンなのですけれども、需用費とか工事請負費等についてはある程度理解しますが、補助金の関係、負担金を含む、これで8,000万円というのは、何か主要なものがあるかどうか教えていただきたいというふうに思います。 それから、土地開発基金ですけれども、先ほど休憩中に一定の御教示をいただいたわけですが、実際に昭和44年ですから20年間ですね、土地開発基金として補助をしてきている。土地開発基金の設置目的を見ると、今開発公社がやっているような諸施策の遂行のための土地の先行取得等をうたっているわけですね。ですから事実上、土地開発基金と称して2億数千万円の基金を持ったは持ったのだけれども、いわゆる開発基金としての機能は喪失をしているわけで、これは今日時点ではしかるべき措置をとった方がいいのではないかというふうに思いますが、その点をお伺いしたい。 以上、先ほどお願いした質問の中では2点、もう一度お願いをいたします。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 負担金の主なものでは、街路県単負担金、これが1,400万円ほど、それから産学の交流、これが約1,000万円というようなものが見られます。 それから、土地開発基金のことにつきまして、当初お話しのように土地開発公社にかわるべきような土地の先行取得ということで始まったわけでございます。これにつきまして、今日財産を持っているものの、これを運用しているわけではございませんし、今後も運用していくという考え方を持っておりません。したがいまして、整理するというようなことも検討してみたいというように思っております。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 宮崎福二君。 ◆20番(宮崎福二君) 20番 宮崎です。 4点お願いしたいと思います。1つは単年度収支が赤字ということで見解をお尋ねしたいのですけれども、これはやはり決算ですので、次年度の予算編成にも通ずる問題だと思いますのでお伺いするわけですけれども、赤字だから直ちに財政運営が悪いということは言えませんけれども、昨年も赤字ということで、これで2年続けて単年度収支が赤字になっております。ですから、その辺の財政当局のですね、平成元年度の予算に対するところの取り組み等も含めてお伺いしたいと思います。 それから、2点目でございますけれども、各種団体への補助金ということでございますけれども、特に決算概要の42ページ等には老人クラブ等へ141万7,200円とか、こういう補助金が出ております。これは各種団体はたくさんございまして、それぞれの団体へ補助金の交付がされていると思いますけれども、それらの団体に対して監査体制は十分であるかということをお尋ねしたいと思います。 それから、決算概要の74ページのところでございますが、教育費の問題でございます。ここにスケートセンターの委託料が不用になったということが出ておりますけれども、150万円ですけれども、これはやまびこ公園においてスケートセンターの設計を委託するということで、県営スケート場の動向が不明確ということで不用になっておりますけれども、その辺をなぜ取りやめたのか、お尋ねしたいと思います。 それから、その概要の74ページの上に、教育関係で主に不用になったものが出ております。先ほど羽吹議員も触れましたけれども、特に教育関係の中でも文化会館等の事業にかかわる不用額が、トータルで5,000万円ぐらいになりますか、見通しが甘かったのではないかという点も指摘されております。その上の方には児童の検査料、委託料が減免になったとか、いろいろ出ておりますけれども、トータルしてみて、それらの不用額を引いてもなお不用額がたくさんになるということは、教育関係の事業そのものに対して教育委員会のお考えを一言ここでちょうだいをしたいというような気持ちになりますものですから、お伺いするわけでございます。 以上。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 一番最初の問題でございますが、ことしの決算の黒字は6億2,000万円でございます。前年度の決算、その前の年の決算の黒字が6億5,000万円でございます。その差額が、黒字が去年よりは、前回よりはことしの方が少なくなったということで、単年度収支は赤字だと、こういうように表現するわけでございます。中身を見ますとそれは前回の実質収支と今回の実質収支とは中身が違いますが、やはり前回は不用額が7億円出たが今回は4億円の不用額だ、そのかわり収入額の方では前回赤字であったが、収入額の方でことし1億5,000万円ほどふえているいうような内容の違いがございます。よろしくお願いしたいと思います。 それから、各種団体への補助金ということでございましたが、これは財務規則に基づいて処理されていることに原則的にはなっておりますので、そのように御理解をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 教育次長。 ◎教育次長(両角常勇君) スケートセンターの150万円の委託料の不用でございますが、先ほど収入役の方の説明の中にもございましたが、12月補正でお願いしたわけでございますけれども、その当時としては県営の可能性を求めて補正をお願いしたわけでございますけれども、県営の可能性が極めて不透明であるということ、そういった状況で市の方針がまだ固まっていない状況での委託はできないということで、一応不用にしたわけでございます。 それから、全般的に不用額が教育委員会の予算の中では多いではないかというお話でございますが、個々にはそれぞれ予算の段階では見積もり等をとりまして、適正に積算したと思っております。ただ執行段階では、それぞれできるだけ安い経費で効率を求めたということで、そういった交渉の中で不用額が生じたものでございます。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 宮崎福二君。 ◆20番(宮崎福二君) 単年度収支については、私も、前年度黒字ということで、黒字から差し引いたのが赤字、そういうことは理解しておりますけれども、その考え方をお聞きしたかったわけですけれども、それはいいです。 それから2番目の補助金の問題でございますけれども、要はですね、財務規則に基づいてきちんとされていると思いますが、もう1点、それに関連して、そうした団体が本当に市の行政の効果といいますか、行政に反映されているかというか、やはりそういうところまで見ての交付も必要ではないか、やはりそういうことをチェックしながらですね、本当に本来の目的を達成している団体への交付であればいいのですけれども、そのことについてもう1回お伺いしたいと思います。 スケートセンターの考えはそういうことでわかりますけれども、あそこにやはりふるさと創生も絡めているということで受けとめていますけれども、そういった問題はどうなるかということですね。スケートセンターの考えを取りやめにした場合には、ふるさと創生の事業の考えはどうなってしまうのか、そこ辺をちょっとお聞きしたいと存じます。 あと、教育関係の不用額を、なぜ私が言うかというと、やはりそれは当初予算で決めた予算で運営をしていただいたわけですけれども、もっと積極的に対処してもらいたい問題もある、そういうことを言いたいわけですけれども、それはまたいいです。一般質問でやります。 以上。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) それぞれの団体に対する補助金でございますが、これはそれぞれの担当課におきまして、効果が上がるようにチェックをされているというように、私どもの方では理解しております。 ○議長(片倉久三君) 教育次長。 ◎教育次長(両角常勇君) この150万円の委託料が不執行ということで、これで終わりという意味ではなくて、年度の予算の中では不執行ですけれども、引き続いて本年度の予算の中では建設部の方で5,500万円の委託料がございまして、そういった方でまた検討されることと思っています。
    ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田拓男です。 平成元年の決算について質問をしたいと思いますけれども、まず最初に、冒頭行われた市長の報告の中でちょっと聞き取れない点でありましたので、基本的にお尋ねしたいと思うのですけれども、平成元年度の内容では、5大プロジェクトの推進が1つの大きな柱であったということで、この年の当初計画に盛った5大プロジェクトの推進がどのような進捗、成果があったかということを基本的にお尋ねしたいと思います。 2つ目には、平成元年度の実質収支が6億2,099万2,068円ということが出されておりますが、昨年の決算委員長報告なんかを見ますと、不用額を生じた主なものを11挙げてあります。こんな点をひとつ口頭でもってお示しをいただいて、なお理解を深めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 3つ目には、平成元年度から実施した消費税というものの算入に対して、一般会計の歳入では、何の使用料にどのくらいで、総額どのくらいになったのか、また、歳出ではですね、消費税の相当額はどのくらいになったのか、できるだけ細かくお教えをいただきたいと思います。 4つ目には、財政力指数についてであります。岡谷市の財政力の指数というものは、この決算でですね、例えば平成元年度から昭和62年度平均の数値はどのくらいになっているのか。また県下17市の平均的なものはどのくらいで、岡谷市がどういう位置にあるかというような点ですね。 5つ目には、地方債についでであります。決算における平成元年度の地方債の額はどのくらになるものか。特に平成元年度の公債費率というものがどのくらいのパーセントになっているか。特に市民1人当たりの額というものはどのくらいに見込まれるのか。また、これも県下17市の中でどのくらいの順序になっているのかという点ですね。特に予算のときのノートなどちょっと見ますと、岡谷市の財政構想は一般財源の占める割合が昭和63年度で60.9%だ、平成元年度は68.1%と伸びを見込んで大幅な改善をしていきたいというふうなことを私はノートに記してありますけれども、これが決算ではどのくらいの比率になっているか、お願いをしたいと思います。 次に、6番目になりますか、超過負担についてであります。それで予算のときにもいただいております国民年金とか、児童措置費とか、中村のC団地の建設、南部中学校の校舎の改築費、これに後ほど出てまいります国保も入ると思いますけれども、決算における超過負担が、単価差、数量差、対象差ではどのような数値を示しているのか、お尋ねするものであります。 7番目には、決算における補助金カットの影響がどんなぐあいでありましょうか。とりわけ福祉に際立っております。そして保育所と公共事業でもあったというふうに当初予算の資料は示しておりますので、決算時における明快なる御答弁をいただきたいと思います。数値の御答弁をお願いいたします。 1回目は、そんなところです。 ○議長(片倉久三君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(横内啓吉君) 第1番目にいただきました5大プロジェクトの推進状況でございますけれども、まず新都市開発事業でございますが、新都市の事業の成立性を高めるため、また研究開発機能の誘致実現を中心といたしました関連機能の充実強化を図りますために計画の見直しがされまして、新たにスポーツ、レクリエーション機能が導入されました。そんな中で区域の拡大が図られまして、これの取り組みをいたしてございます。230haの従来の開発計画が542haに拡大をされまして、議会等へも御報告を申し上げながら、地元の皆様にも計画を御説明申し上げ、それぞれ対応をいたしてまいりました。 次に、都心地区開発でございますが、定住拠点緊急整備事業計画策定調査を実施いたしまして、それぞれの地区の緊急必要な地域、その事業手法等の検討をいただいたところでございます。中央町地区は市街地再開発事業を中心に約7ヘクタールの開発地域と手法が示されましたし、駅南地区につきましては、土地区画整理事業で10ヘクタールの取り組みの提案がなされております。 それから湖畔公園整備事業でございますが、御存じのような経過を持ちまして、2月26日に都市計画決定の告示がなされ、3月8日には第1期の事業認可をいただき、2.8haの整備地域を確定いたしてございまして、3月8日には補助金の交付決定をいただきながら、用地買収の作業に入りまして、事業がスタートをしたところでございます。 国道20号バイパスにつきましては、昨年の12月に察知ルートが発表されまして、ことし2月20日には本ルートが発表されるというようなことでございまして、国道20号線バイパスにつきましては、平成元年度が大変意義の深い年であったというふうに考えております。それぞれのルート等をもちまして地域の皆様方にルートの定着化等のお願いをしながら対応を進めてきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 経済部長。 ◎経済部長(鮎沢茂登君) もう1つ塩嶺王城観光開発の関係でございますけれども、ふるさと特別事業の採択に向けまして、昨年度は観光連絡道路の概略設計調査を行いまして、幸い本年6月28日採択決定を見ております。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 2番目にいただきました6億2,000万円の実質収支の中で不用額の主なものでございますが、款別に申し上げます。不用額が全体で4億6,200万円ほど出ております。中身の主なものを申しますと、商工費で1億4,100万円、これは中小企業の金融費とそれから商工振興費でございます。それから土木費の中で、都市計画総務費で1,800万円と、土木費で6,500万円でございます。それから、災害復旧費で1,800万円。それから教育費の中で8,600万円、この主なものが小学校の学校管理費で1,500万円ほど出ております。それから、戻って恐縮ですが、総務費で4,300万円、これは一般管理費で1,100万円ほど出ております。それから民生費で6,200万円、老人福祉費の関係で1,100万円ほどでございます。 それから次に、消費税の問題でございますが、消費税につきまして一般会計で歳入の関係は、締めて866万5,000円というようになっております。これは相当額でございます。主なものを申し上げますと、土木使用料で424万6,000円、教育使用料で112万2,000円、衛生手数料で121万1,000円というところでございます。歳出の関係におきます相当額でございますが、全体で1億2,601万3,000円出ておりまして、これも主なもので申し上げます。総務費で4,610万5,000円、土木費で2,538万8,000円、教育費で3,320万9,000円というようになっております。 それから、財政力指数でございますが、財政力指数はこれは3年間の平均の数値でございますが、0.742でございます。前年が0.783でございましたので、若干下がっているわけですが、県下17市どの市も下がっておりまして、県下の17市平均では0.698でございます。岡谷市の場合は上位からは6番目でございます。 次に地方債でございますが、現債額では156億240万4,000円という額でございます。それから、公債費比率でございますが、12.2でございまして、前年度13.8でございますが、12.2に下がっております。それから、17市で比較してみますと、これもやはり17市どこも下がっておるわけでして、17市の平均が12.5でございます。公債費比率で言いますと、県下では上位からは9番目になっております。1人当たりの額でございますが、公債費の1人当たりの額は26万326円でございます。 それから、次に超過負担でございますが、超過負担は額にしますと3億3,890万4,000円と算出されております。国民年金事務費では、対象差で555万5,000円。それから児童措置費でございますが、全部で児童措置費は2億8,930万4,000円でございますが、数量差が1億7,393万2,000円、残りは単価差でございます。それから、中村C団地でございますが、全体で1,822万6,000円、これは対象差が1,297万円、単価差が508万3,000円、残りが面積等数量差でございます。それから、南部中学校の関係でございます。これは単価差だけでして、710万1,000円でございます。それから国民健康保険事務費でございますが、これも数量差だけで、1,871万8,000円でございます。 それから、補助金のカットでございます。経常費関係で申し上げますと、締めて1億3,414万3,000円、これはお話しのように福祉の内容でございます。それからなおこれに保育所費の県負担金を除きますと、1億1,499万6,000円となっております。このほかに公共事業関係がございまして、道路改良費、これは樋沢1号線でございますが、708万3,000円、それから竜上橋の関係、橋梁整備費でございますが779万2,000円、合わせまして1,487万5,000円。このほか特別会計がございまして、下水道事業費の関係で5,140万円、土地区画整理事業費で1,048万3,000円、合わせまして1億9,175万4,000円という状況でございます。 それから、一般財源のですね、68.1%を見込んでどうなったかというものでございますが、71.7%となっております。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 一番先の横内部長の答弁で、当初、今日時点でなくて平成元年度で、地域振興整備公団に西山の基本構想調査の実施に向けて具体的な内容を検討するというようなことで、当初予算のときのうたい文句にありますけれども、今それぞれ出されましたけれども、平成元年度の決算のときの進捗状況というのは、バイパスを除いてそのほかはかなり確信を持っていいところまで来たというふうに判断できるのかどうか、それだけ1つ触れておいていただきたいと思います。 それから、2番目のワースト10は結構です。それから消費税もそれぞれ数値は結構だと思います。 そこで、今この予算は、私たちは3月反対討論に立ったときにですね、補助金カットの問題とそれから超過負担の問題で、5億円近くが見込まれていたわけなのですけれども、こういうものを不足としてよいということにはならないよというごあいさつをしておいたのですけれども、国民健康保険は後ほどの会計になりますけれども、今示された部長の数字も、4億6,877万5,000円というものが本来なら岡谷市の収入に入ってですね、これが市民福祉に使えるのですけれども、こういう問題は非常に大きな問題だと思うんですね。だからこんな点をひとつ、ぐあいが悪いかどうか知りませんけれども、浜委員長さんを中心として十分こんな点の検討をなさって、深めていただきたい。 以上数字をいただきましたので、特に委員会の方へゆだねてですね、今後の審議を期待したいところであります。 ○議長(片倉久三君) 都市開発部長。 ◎都市開発部長(横内啓吉君) 担当しております4つの事業のうち、バイパスと公園事業につきましては、おかげさまをもちまして事業のスタートができることになりました。なお、都心地区開発につきましても、結果が報告書として出たわけでございまして、その取り組みに力を入れておるという状況でございます。なお、新都市開発の公団の事業計画調査につきましては、現在その採択について引き続き努力をいたしておるところでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(片倉久三君) 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 消費税の問題については、今山田拓男議員が数字的には伺ったわけですけれども、その前、前年度あたりから国は税制改正ということで盛んに言ってまいりました。私たちは税制の大改悪だというふうに指摘をして、特にその冠たるものとして消費税は許せないということで、この予算については大論議をしたわけです。 そこで消費税元年であるこの平成元年度はですね、この消費税が非常に大きな影響を及ぼしたというふうに考えられるわけですけれども、この論議を通じて、当時税務課長でありました横内現部長さんあたりからも、非常に詳しい説明をいただきました。国全体から見ますと、減税、それから地方税の減税や消費税に伴う影響を考えますと、国から来る金、そして消費税として地方が負担しなければいけないお金、そういうものを全部差し引きすると、地方とすれば大体73%ぐらいだというふうな記憶がございますが、そのくらいしか地方へはお金が入らなくなるというお話であったわけですが、そういう点については実際はどうであったかのか、明らかにしていただきたいというのが1つです。 それから、基金の運用についてでありますが、これはいろいろの自治体で、海外の方へ預金をして金利の高い基金の運用で大分お金をもうけたとか、いろいろ話題を呼んだわけですけれども、この基金をどのような形で運用しているのか。例えば預金ですね、こういうものによっては相当財政的に違ってまいりますので、こんな点の基金の運用状況について伺いたいと思います。 それから、予算附属資料の25ページになりますが、企画広報費の中で2~3点伺いたいと思います。これはちょっと小さい問題ですけれども、昨年決算委員会のときでも詳しくというか、かなり突っ込んでお聞きしておきましたが、市の広報、市報等の岡谷市民に対する周知徹底、配布の方法について、十分渡り切らない部分についてどう改善をされるかということで伺っておきましたが、この点についてのこの1年間の取り組みの状況を伺いたいと思います。 それから、東京理科大学への負担金の問題ですが、これは2年ほど前の東京理科大学の建設についての地元負担金というものについては大論議を呼びました。50億円ちょっとの予算に対して、大学側はたった5億円で、県を含めて46億円という大部分の金を自治体が負担をするということについての、一定の論議があったわけですが、ことし4月で開設をいたしました。長野県を含めて46億円の負担をしたということの中で、実際に4月に生徒が初めて入ったわけですが、入ったのは新年度になるわけですけれども、実際に昨年度、一昨年度にわたって出資をして負担金を出した、それがどのような効果を及ぼしているかという1つの判断にもなりますので、ことしの4月の入学状況、特に地元の生徒がどんな状況で入学できているのかということについて伺いたいというふうに思います。 それから、テクノレイクサイド計画とテクノハイランド出捐金ですけれども、これもずっと私は疑問に思ってその都度指摘をしてまいりましたが、特に最近のテクノレイクサイド計画というのは、ほとんどたまにテクノ新聞とかというのが来る程度で、お金を出した割には何をやっているかわからない、開店休業になっているのではないかという話すらある状況であって、このような負担金を出すということについての効果、並びにテクノレイクサイド推進協議会等の活動状況について触れていただきたいというふうに思います。 それから、諏訪広域情報センタとの委託契約についての内容について伺いたいわけですが、この諏訪広域情報センタと委託契約を結んでいる内容、どういう情報が入っているのか、どういう情報の契約を結んでいるのか、この点の一覧表を出していただきたいと思いますし、それの報告をしていただきたいというふうに思います。 34ページの民生費、社会福祉総務費については、毎年予算、決算で触れておりますが、部落解放同盟中南信地区協議会については、昨年もずっと指摘をしてきまして、予算書は一応出してありますが、決算書はまともな決算書が出ないという、こんなずさんな団体に対してなぜ補助金を出すのかわからないということで指摘をし、実際に昨年度は決算書が出ているのかどうか示していただきい。 それから56~57ページにかけての道路新設改良費についてでありますが、これは特に狭い道路の拡幅改良などでは、市道の拡幅改良については1㎡当たり3,500円でしたか、それしか道路の補償がないということから、この新設改良が非常に進みにくい現状にあることは明らかであります。そこで、この1年間、こうした1㎡当たり3,500円という値段で市が買収をしたといいますか、補償をした路線がどのくらい、何㎡ぐらいあるのか、明らかにしていただきたいと思います。 以上、主な点だけ伺いました。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 消費税のことについてお尋ねでございます。当初73%というお話があったかと思いますが、その後地財措置の修正がございまして、それが71%というように変わってきておるわけでございます。実際どうだったかということになりますと、なかなかこれは御案内のように算定し難いものでございますが、当面廃止となった税目がございますが、これは電気、ガス、木引、この3つが廃止になっておりまして、さらにたばこの税率も改正になっております。そういったものは平成元年度分の課税資料が申告されていないものですから、正確に当てはめるわけにまいりませんけれども、類推しますと、大体そうした廃止分及びたばこ税のもので、2億7,985万円ほどその面では収入が入ってこないというものがございます。 当初国の方で申しておりました、消費税の譲与税として5分の1を地方へ配付する、そのうちの11分の5を市町村へくれる。これが消費譲与税になって岡谷市も配分がありますが、この分が2億2,333万6,000円入っているわけです。電気税等の不足分、そういったものについては、交付税の方へ回して交付税の方で見るというのもあるわけです。そのほか、住民税の減税ですとか、これは直間比率の見直しですとか、それからあるいは国の方の地方交付税の中でも所得税の減税が行われましたので、そういったものもやはり消費税の配分額で見ていこうという考え方があるわけですが、これらは幾らが幾ら交付税の中へ入っているというようなものは積算できないわけでございます。確かに7億2,000万円ほど交付税はふえておるということはだけ申し上げられるかと思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 収入役。 ◎収入役(林正茂君) 基金の運用につきましての御質問でございますけれども、原則的には安全でかつ有利なものというようなことで、大変リスクの多いというようなものについては基金の運用には適当でないというようなことを原則的には考えております。そこで、基金の運用につきましては、自由金利商品の中に大口定期と外貨があるわけでございますが、外貨というようなものについては、比較的短期間というようなことでございまして、今年度あたりは国内の利率が非常に上がったので、外貨というようなものにつきましては順々にその利益というものは落ちてくるのではないかというような方向ではございますけれども、一応基金の方につきましては、自由金利商品でございますが、大口定期の方に統一をしてございます。 そこで大口定期につきましても、1口の金額が多くなれば多くなるほど有利だということはこれは一般的でございますから、基金をなるべく1口を大きなものにまとめていくというようなことにつきまして、特に留意をしているわけでございます。 それから、自由金利商品でございますから、各金融機関によりまして若干の差異があるわけでございますが、こういうようなものについては最も高いところに預けているというようなことで、岡谷市の場合につきましては、最も有利な条件でこれを運用しているというように自信を持っているところでございます。 ○議長(片倉久三君) 企画部長。 ◎企画部長(笠原直行君) 最初にいただきました市報の周知、配布の方法でございますけれども、この配布につきましては区を通じての配布を原則としておるわけでありまして、区への加入をお願いするとともに、区へも未加入の世帯についての取り計らいをお願いしておりまして、その点実際区へ加入していただいた世帯もございます。今後も市民の御協力を得ながらという方法で進めてまいりますけれども、その後、こちらの方へもし申し出があったらひとついただきたいというお話をしておりまして、現在はそういった苦情は来ておりません。 それから、東京理科大学の負担金でございますけれども、それに関連しての入学状況でございますが、入学は一応300人を予定しておりまして、それに幾分かふやしまして、そのうちの約4割推薦校制を採用しております。この推薦依頼校制につきましては、諏訪地方の10高校を含む県内の20数校を対象に、1高校1学科1人、したがって3学科あるものですから、1高校3人というもので地元採用をしているというようなことで、地元にもそういった配慮をしているという状況でございまして、ちょっと数字的にまだまとまっておりません。そんな状況でございます。 それから、テクノの出捐金の関係でございますが、テクノ出捐金につきましては、平成2年度でこの出捐金が終了するわけでございますけれども、このテクノレイクサイド推進協の活動の状況でございますが、平成元年度の事業といたしまして、調査研究、情報提供事業ということで、平成元年度では諏訪湖水の浄化、景観整備計画調査事業、それから21世紀の諏訪圏産業ビジョン調査事業というものを行っておりますし、それから県域内の重点事業の支援事業といたしまして、リニア中央エクスプレス建設促進等の支援等も行っております。 それから、普及啓蒙事業といたしまして、諏訪テクノ新聞とか、それから諏訪テクノレイクサイド構想普及版、諏訪テクノ・インフォメーション・チャンネル、それは諏訪テクノレイクサイド支部と連携して、講演会、セミナー等の開催等でPR事業を進めているという状況でございます。 それから、このテクノレイクサイド推進協とテクノレイクサイド推進開発機構の諏訪支部の活動もございまして、それと一緒になって進めているという状況でございます。 それから、情報センタの委託契約でございますけれども、委託契約につきましては、住民記録、印鑑登録、国保等を含めまして28業種ございます。一覧表でということでございますが、これは後でよろしいでしょうか。一応そんな状況でございます。 ○議長(片倉久三君) 福祉部長。 ◎福祉部長(武井政次郎君) 部落解放同盟中南信地区協議会に対します補助金につきましては、3月19日の日に補助事業の実績報告書が提出されておりまして、これには事業報告並びに決算報告が添付されて提出をされております。補助につきましては、3月31日の日に5万円を支出してあります。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 建設部長。 ◎建設部長(新居靖君) 用地買収の単価でございますが、全体、6,000㎡のうち5,500㎡は㎡当たり3,500円いただいています。 ○議長(片倉久三君) 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 消費税導入に伴う影響について、先ほど総務部長さんがお答えになった、交付税が7億幾らふえているという話ですけれども、これはこの行政報告書にも触れてありますが、消費税分としてよこしたとか、そういうことではないですよね。基準財政需要額がふえ、それに基づく収入額がそれに向かって比例していないから、その不足分約6億数千万円ですね、その分として来たということですよね。ですから、ちょっと紛らわしいことを言うと、7億円も消費税であるいは税制改正で地方へお金が来なかった分をあたかも交付税で補てんしているように思ってしまうので、そう思ってはいけないと思うのですが、その辺はわかりやすく説明しておいてもらった方がいいと思いますので、お願いいたします。 それになお、市とすれば、先ほど山田拓男議員が触れたように、1億数千万円の消費税を支払った分、支出の分があるわけですね。だから先ほどお話があった点はおよそわかりましたので、今確認すべき点は確認すべき点として、決算委員会でもその辺を委員の皆さんが十分論議をし、市の方も十分また精査をしていただきたいということで、1点だけ伺っておきたいと思います。 それから、基金の運用についてはわかりましたので、ありがとうございました。 企画広報費の中では、ちょっと細かいようなことになりますので、余りここでは触れませんが、事は細かいけれども市民にとってみれば、市民であって市の広報を届けてもらえないということは、区へ入るか入らないかということは、ある程度任意の団体ですから、それは自由の意思にもなるわけですが、市民である以上市民税は取られているわけですから、当然市報というものやさまざまな市の広報資料というふうなものは市民に行かなければいけないわけですね。だから、区へ入ってもらうことを促進するということはいいのかもしれないけれども、それだけでは私は大変片手落ちではないかということを昨年も強く指摘をしてきましたので、この点については決算委員会でもまた十分論議をしておいていただきたいというふうに思います。 東京理科大学の問題についても現在調査中だということで、入学の基準はそういうことでわかりましたが、実際にどうなのかということをよく調べて、決算委員会では明らかにしていただきたいと思います。 それから、テクノレイクとテクノハイランドについてですけれども、これは非常に多額の金を出資をしている割には、何か事務局なども開店休業というふうなことも、開店休業と言うと怒られるかもしれませんが、非常に当初の勇ましい勢いから比べるとですね、そう言っても不思議ではないくらいの状況になっているというようなうわさもあったわけですが、そういった活動状況についてもう少しまたつぶさに決算委員会で論議をしていただきたい、これもお願いしておきます。 それから、民生費の方で、社会福祉総務費の部落解放同盟中南信地区協議会の決算書が出たというのですが、それをここへ出していただけますか。というのは、今までも、出た出たと言うけれども、全体の報告決算書ではなくて、岡谷市から例えば5万出せば、その分だけ適当に案分して出したという決算書なんですよね。そういうものなのかどうなのか。今すぐ出してもらえればはっきりそのことはわかりますし、口頭ででも、どういうものなのか明らかにしていただきたいと思います。 道路新設改良費については5,500㎡が単価3,500円でということのようですね。ということでいいですね、部長さん。ではないのかな。ではそれはまたお答えいただくとして、道路の新設改良というふうなものが非常に、特に奥まった細い小路の皆さんには、くみ取りとか緊急自動車とかいろいろの面で困っている。それを改善しようと思っているけれども、この単価が非常なネックになってしまうという、そんな点も十分決算委員会ではリアルにまた検討していただいて、改善の余地を考えていただきたい、こんなふうに思っております。 情報センタとの契約の内容については28の種目ですね、決算委員会でも結構ですから、出してください。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 増加した7億2,000万円というのが、確かに言い回しが悪いかと思いました。71%の枠内のことでありますので、71%を交付税で見ようという国の考え方が交付された中に多少加味されているだろう、よくはわからないということでございます。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 福祉部長。 ◎福祉部長(武井政次郎君) 決算書の件について再度お尋ねいただいたわけでございますが、これにつきましては歳入の面では総体2,593万700円ということで決算をいたしておりまして、歳出面につきましては、御指摘にような形で各市町村別の補助金決算書ということになっております。判断といたしましては、事業実績総体の実施がなされているということの判断はできるということで、補助金の支出をいたしたものであります。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 建設部長。 ◎建設部長(新居靖君) 3,500円の関係でございますが、3,500円というのは、両開きの場合でございます。したがいまして、場所によっては片寄せという場合も出てまいります。この場合には片方へ全部寄せるのですから7,000円というような、そんな取り方の面積まで入っております。なお委員会でということです。 ○議長(片倉久三君) 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 先ほど情報センタと契約した28種目ですね、これについては決算委員会というふうにお願いしましたが、直ちに出していただきたい。それから、その部落解放同盟中南信地区協議会の決算書も直ちに出していただきたいということと、部長さんね、市町村別の決算書でそれは適正に使われたと判断をしたというのですけれども、これは全く作文なんですね。総予算を出してあってですね、だからその予算書に対する決算が出されなくて、どうしてその市町村別に、岡谷市の場合たった5万円でしょう。その分だけ報告をしたから適正だなんていうどこでそんな判断ができるんですか。それだから今までできないと言っていたのではないですか。これはもう全く部長さんの言うことについては納得できませんのでね、明確な答弁をいただきたいと思います。         (「関連」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 今の部落解放同盟の問題はですね、昨年の決算委員会で、これはもう決算書とは認められない、したがってそこの改善が行われない限り補助金の交付は行うべきではないということで、事実上条件に等しい審議を決算委員会でやったわけですけれども、その決算委員会の審査の過程を踏まえても、なおかつ今林議員に対する答弁のようなお答えで、当局側はよしとするのかどうかですね、はっきりしておいてもらいたい。 ○議長(片倉久三君) 福祉部長。 ◎福祉部長(武井政次郎君) 今林議員さんと小沢議員さんからも御指摘があったわけでございますが、適正であるというふうにはもちろん考えておりませんけれども、なお全体的な、いわゆる総決算額の証拠資料につきましては先方に対して請求をいたしておりますけれども、市町村別の決算書が提出をされておるということで、一応年度末に執行をいたしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 例えば予算書というふうなものはどういうふうにでもできますよね。決算というものはお金を使った形でしか報告ができないわけなんですよ。だから、一般の補助を受ける団体、これが総予算でどういうふうに使ったかということを報告しないで、執行するなどということは許されていいんですか。今まで十何年来、一度も出したことがないのではないですか。だから、出しなさいと言ったけれども出さないけれども執行したなどということは、理由にも何にもならないと思うんです。そういう点では私は監査委員さんの意見も伺いたいと思うのですがね。昨年の決算委員会の審査をどのように踏まえているのか、まず福祉部の方お聞きし、監査委員さんの意見も聞きたい。         (「関連して」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 関連して、片倉万吉君。 ◆26番(片倉万吉君) この問題は毎回毎回言われているのですけれども、市がやはり補助団体に出すためには1つの要綱に基づいてやっていると思うのですけれども、恐らくその要綱の条件を満たしていないと思うんです。その辺はどうなんですか。 ○議長(片倉久三君) この際暫時休憩いたします。            午後4時32分 休憩         -----------------            午後5時05分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 林稔君より情報センタ処理業務及び部落解放同盟の決算書について資料要求がありましたが、配付いたしてよろしいでしょうか。--では配付してください。         (資料配付) ○議長(片倉久三君) 企画部長。 ◎企画部長(笠原直行君) ただいま御配付を申し上げました情報センタの処理業務でございますけれども、28業務を情報センタでは行っているわけでありますが、このうち13番の集合徴収、20番の交通共済、26番の有線放送、この3つについては、岡谷市では処理業務を依頼しておりません。したがって、残りの25を処理委託しているという状況でございますので、申し添えます。 ○議長(片倉久三君) 福祉部長。 ◎福祉部長(武井政次郎君) 大変時間をいただきましてありがとうございました。 先ほどの部落解放同盟に対する補助の件でございますが、補助申請につきましては75万9,430円というような額で申請が参りまして、これに対し5万円の支出をいたしてあるわけでございますが、お手元に申し上げましたものが提出されました決算報告書でございます。全体の決算書の提出につきましては、なお協議会の方へ厳重に提出方を申し上げてあるわけでございます。昭和63年度につきましてはそういうことで計算がなされまして、確定をいたしておるわけでございますけれども、平成元年度につきましても御提出をいただくように要請をいたしてあります。 なお、この内容につきましては、大変困難性はあるかと思いますけれども、各市町村につきましてもこういう形で執行がなされているということでございますので、この点ひとつ御理解のほどお願い申し上げる次第であります。 以上であります。 ○議長(片倉久三君) 林稔君、要望がありましたら御発言願います。 ◆17番(林稔君) 17番 林です。 決算委員会で十分やっていただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) これにて議案第59号の質疑を終結いたします。 次に議案第60号から議案第69号までの10件について、一括質疑を行います。 御質疑はありませんか。 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) ちょっと1~2お伺いいたします。 国保特別会計の中の附属書類の110ページの2項1目の一般高額療養費ですが、これは何人で、病名は主にどういうものが多いのかということを聞かせていただきたいと思います。 次に135ページの下水道特別会計ですが、これは年度末の現債高というのはどこかに資料が出ていますかね。要するにどのくらいの借入金があるのかということを知りたいのですけれども、以上2点お伺いいたします。 ○議長(片倉久三君) 民生部長。 ◎民生部長(手塚文武君) 件数で申し上げますけれども、1,570件、病名の内特に大きなもので100万円を超えているものを申し上げますと、慢性肝炎、くも膜下出血、肝がん、それから重度熱傷、やけどですか、そういうものが占めております。 ○議長(片倉久三君) 水道部長。 ◎水道部長(山田兼利君) 行政報告書の313ページに、ただいま御質問がございました下水道関係の現債高の記載があるわけでございますが、平成元年度末の現債高は134億3,588万4,870円となっております。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 今病名を聞いたのですけれども、慢性肝炎というのはこれは医学的にはどういうものですか。というのはね、要するにがんと称されるものの中にこれが含まれるかどうかという、そこのところですがね。 ○議長(片倉久三君) 岡谷病院長。 ◎岡谷病院長(草間昌三君) 慢性肝炎とがんとははっきりした区別はしてございますですね。ただし、肝炎から慢性化し慢性肝炎になって、それからがんに移行するのはこれは何%かはございますですね。肝硬変、肝がんというような形はございますけれども、慢性肝炎とがんとははっきり区別しております。慢性肝炎の中にはB型肝炎あるいは非A非B、C型肝炎ですね。非A非Bというのは大部分はC型肝炎ですけれども、そういう形がございます。そんなところでございます。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 今なぜ聞いたかと言うと、がんというものは残念ながらまだ保険で見ないですね、実際には、医療費を。だから、その辺のことがきちんとしていた上で、こういうものを支出するかどうかということを実は聞きたかったわけ。その辺はどうでしょう。 ○議長(片倉久三君) 民生部長。 ◎民生部長(手塚文武君) 今申し上げたのは、このレセプト点検の中で医師の先生方がきちんと点検していただいているわけでして、したがってそれをもとに支払いをしておりますので、適正な支出であります。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) というのは、実は後の一般質問にも関連するのだけれども、要するに今の制度の中では、今言うように例えばがんと言われるものの中には、何十種類かの病名があるわけですね。実際にはがんとは称さないけれども、他の病名によって表示しているということが幾らでもあり得るわけです。その場合に率直に言えば、例えば福祉関係、国保もそうだけれども、国保というようなものの会計を見る場合、あるいは福祉もそうだけれども、不適切な支出をしていくと、全体的な福祉施策だという解釈だけでは、これからの社会は大変なことになるのではないかという気がするものですから、そういうことを聞いているわけです。 したがって、その辺のところをですね、安易に予算を使うということはあり得ないと思うので、その辺は、これは私の考え方ですけれども、ある程度きちんとして、制度の中で十分見てやるのは構わないですけれども、きちんとしていく必要がある、こう思っているわけです。これは1つの意見ですけれども、申し上げておきます。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 国民健康保険で1点だけお伺いしたいと思いますが、保険税の一般でですね、9億円の調定額で1億5,000万円の滞納、これは一般会計の個人市民税のレベルに換算をしますと、個人市民税29億円で1億円の滞納という状況から比べますと、5~6億円の滞納をしているという数字になるわけですね。調定額を同規模に考えていけばですね。29億円、約30億円で6億円、20%の滞納ということになれば、これは行政執行上大問題になることは間違いないわけです。市民税の中でそういう事態が起きたとしたらですね。というふうに表現できるほど、国民健康保険税の滞納がいろいろ努力をいただいているようですけれども、極めて高額になっている最大の原因は何だとお考えですか。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 最大の原因ということになりますと、高いということも1つでありましょうし、また原因の内容を見てみますと、滞納者の中に一番大きい滞納者は生活費優先という原因があるというように見ておるところでございます。         (発言する者あり) ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 今の不規則発言で納税意識の問題も出ましたけれども、生活優先ということですがね、納税義務を持つ市民全体の動向としては、私は個人市民税の収納率等はよそと比べて極度に落ちるというものではないと思うんですよ。ですから、喜んで納めているか、大変な思いで、重いなあと思いながら納めているかは別として、納税意識というものはそう私は岡谷市民は低いというふうには、よそに比べて格別高くもないけれども、決してよそより低いとは見るべきではないと思うんですね。 そういう中でもし今部長の言うようにですね、生活費優先という考え方があるとすれば、それはもう生活費の確保にぎりぎりだと--一般的な納税思想から言えばね、というふうに考えるので、私は例えば最高限度額なり税の引き上げのたびに論議をされていると思いますけれども、もう限度ではないかと、率直に言って健康保険の負担というものはですね、というふうに考えますので、決算委員会ではぜひその辺についての一定の論議をお願いをしたい。これは個人市民税と同じ賦課レベルにしたら6億円に匹敵する滞納だということは大変な事態だというふうに認識をしないといけないと思いますので、お願いをしておきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 手塚邦明君。 ◆12番(手塚邦明君) 国民健康保険についてちょっと1点だけお伺いしたいわけなんですけれども、今回の決算で、長年の赤字体質から、黒字は実質収支2億5,310万円生じたわけでございます。これは当然調整交付金の獲得だとか、その他事務当局の努力によることが非常に大きいということだと思いますけれども、このいわゆる黒字になった2億5,310万円というものの今後の考え方なんですけれども、これは基金として積み立てて将来に備えていくのか、その辺の考え方を1点だけお聞かせいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 市長。 ◎市長(林泰章君) 前、決算特別委員会だったかな、手塚議員さんから御質問いただいたのは。あのときにも一端のお話は申し上げたんですが、国保が黒字で越せたというのは今度が初めてなんですね。今、診療件数もふえてきていますし、今これを直ちに基金制度になんていうところまで行かれるかどうかということなんですけれども、おいおい私どもも考えなければいけないということでは、平成元年度に引き続いて平成2年度がどんな収支でもって越えられるかを見て、一定の考え方を述べた方向に向かって、国保の基金制度というものはできるだけ速やかにできるものならやっていきたい。それも黒字額をもってすべて基金にというわけにはいかないと思いますけれども、いずれにしてもお諮りを申し上げていきたいというふうに考えています。 ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田です。 この国保会計の決算を審議する際にですね、次の点をちょっとお尋ねしながら、前進策をぜひということになるわけですけれども。1つはですね、今国保会計全体としては、長野県を見ましても、佐久の平でも、飯伊地方でも、国保税の値下げというものが全国的な全県的な潮流なんですね。今市長が言うように、必ずしもこの2億5,000万円が出たからといって、できないと。人と時期が変わればこんなによくなるものかと思って、改めて敬服しているところでございますけれども、3年前の計画が今実ってきているというのですけれども、この後、審議される岡谷病院、塩嶺病院の中身の審議と、これは無関係で国保会計をすることはできないと思いますけれども、病院の審議のときにはまた申し上げたいと思いますけれども、長い間の経験で、大体ここ24~5年の経験の中で、病院が赤字になるときには国保会計が黒字になるという岡谷市の傾向があるわけなんですけれども、医療費の問題、それから制度上の問題等々の中でですね、一体当局ではこの黒字の原因と病院の問題をどんなふうに関連づけているか、お尋ねするところであります。 ○議長(片倉久三君) 民生部長。 ◎民生部長(手塚文武君) 黒字の要因がどんなふうなものかというお話ですけれども、1点歳入の方から申し上げますと、国保税の収納率の向上があったわけであります。それから2点目としては、国庫支出金の増額、特に調整交付金が入ったということ。3点目として、高額療養費共同事業における交付金が限度額の引き下げによって有利に動いたということ。 今度は歳出の要因でありますけれども、療養諸費、高額療養費等の予算に対する不用でございますけれども、1人当たりの医療費は若干上がっていますけれども、全体の費用額が下がったこと、それから老人保健の拠出金において減があったこと、それから、公債費等の関係で一時繰り入れの借金をしないで済んでいたというようなことがありまして、そうしたものを総合いたしまして、おかげさまで平成元年度で1億1,000万円の黒字が出たわけでありまして、累計で2億5,000万円、こんな分析をしております。 ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田です。 そういう平的な見方とですね、もう一歩データ的に突っ込む必要があると思いますので、決算委員会で十分審査していただきたいと思います。また期待しておりますので。 ○議長(片倉久三君) 林公敏君。 ◆19番(林公敏君) 19番 林です。 1点お尋ねをいたしますが、交通災害共済並びに霊園事業の中に外貨定期預金利子収入というものが出てくるわけでございますけれども、ぞれぞれのお金を運用してこういう収入が得られたと思うのですが、その点について御説明をお願いいたします。 ○議長(片倉久三君) 収入役。 ◎収入役(林正茂君) この場合については歳計現金のですね、運用上で余裕ができるような原資が手元にありますと、それは金額のいかんでございますけれども、5万ドル以上のものがあれば外貨に回すとか、そういうような運用をしまして、なるべく短期間であっても利子の収入を多くしたい、こんなような運用をしているわけでございます。 ○議長(片倉久三君) 林公敏君。 ◆19番(林公敏君) それはよくわかるのですけれども、現在はどうなんですか。現在という言い方はおかしいが。それからもう1つ、危険性という問題はなかったのですか。 ○議長(片倉久三君) 収入役。 ◎収入役(林正茂君) これは元金の保証が1点でございます。それから利率がやはり金融機関によりまして外貨でも若干違ってくるわけでございますので、そういうようなものを全部保証する上においての収益だということでございます。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第59号から議案第69号までの11議案は、一般会計、特別会計の決算特別委員会に付託することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第59号から議案第69号までの11議案は、一般会計、特別会計の決算特別委員会に付託することに決しました。         ----------------- △日程第16 議案第70号 平成元年度岡谷市市立岡谷病院事業会計決算の認定について △日程第17 議案第71号 平成元年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計の決算認定について △日程第18 議案第72号 平成元年度岡谷市水道事業会計の決算認定について ○議長(片倉久三君) 日程第16 議案第70号から日程第18 議案第72号までの企業会計決算関係議案3件を一括議題といたします。 この際、審査の方法についてお諮りいたします。この3議案は決算特別委員会を設置して付託し、審査いたしたいと思います。そこで審査の都合上、最初に決算特別委員会を設置し委員の選任を行った後、一たん休憩して委員会を開催し、正副委員長の互選を願い、再開後、説明、監査報告、質疑を行うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように進行いたします。 この際、決算議案審査のため、9人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、9人をもって構成する決算特別委員会を設置することに決しました。 ただいま設置されました決算特別委員会の選任についてお諮りいたします。 委員の選任は議長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、委員の選任は議長に一任と決しました。 議長から指名いたします。 決算特別委員会委員に、今井密子君、今井友吉君、手塚邦明君、増沢千明君、林稔君、林公敏君、宮崎福二君、山田一久君、小沢竜美君、以上9人の諸君を指名いたします。これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました諸君を決算特別委員に選任することに決しました。 この際、正副委員長の互選を願うため、暫時休憩いたします。            午後5時33分 休憩         -----------------            午後6時10分 再開
    ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中決算特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行いました結果、委員長に小沢竜美君、副委員長に今井友吉君が決定いたしましたので、御報告をいたします。 この際、正副委員長にごあいさつをお願いします。正副委員長は御一緒に登壇をお願いします。 決算特別委員会委員長、小沢竜美君、副委員長、今井友吉君。    〔企業会計決算特別委員長 小沢竜美君、副委員長 今井友吉君 登壇〕 ◆企業会計決算特別委員長(小沢竜美君) 27番 小沢でございます。 先ほど開かれました企業会計にかかわる決算委員会において、委員長に御推挙をいただきました。大変浅学非才でございますけれども、賢明な今井副委員長並びに委員各位の御援助をいただいて無事に務めたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆企業会計決算特別副委員長(今井友吉君) 5番 今井友吉でございます。 先ほどの委員会において副委員長に推挙されました。ベテランの小沢委員長を助けて所期の目的を達成したいと思います。どうか御協力のほどをお願いします。(拍手)         ----------------- ○議長(片倉久三君) 本日はこれまでとし、延会いたします。            午後6時12分 延会...